待ちに待った皐月賞(G1)がいよいよ目前に迫ってきた。長年競馬をやっている私も、今年ほどクラシックに心躍らせる年は記憶にない。個人的に、POG持ち馬を皐月賞に7頭出し(4か所もやっているので…)するということもあるが、それ以上に「史上最強」と評価される3歳世代の頂点を決めるレースがどんな戦いになるのか楽しみである。

不安なのは馬場。先日の高松宮記念のように、G1になるとなぜか高速馬場になることが多く、皐月賞も1分58秒台で決着がついたときがある。そのときは、4着のカミノタサハラがレース後に屈腱炎にかかり、引退に追い込まれている。ハイレベル世代の今年に高速馬場になったら、いったいどんな時計になってしまうのか…。今年は過剰な堅い馬場にならないよう、馬場管理をお願いしたい。

皐月賞の情報は他に任せるとして、こちらは他のレースの情報を。先週、「エルプシャフト(牡3、栗東・角居厩舎)対リライアブルエース(牡3、栗東・矢作厩舎)のPOG人気馬のデビュー対決があるかも」と書いたが、結局リライアブルエースは福島に矛先を変え、調教量が足りないとの判断で今度は1週延ばし、16日土曜日の阪神芝1800m未勝利戦でデビューのようだ。

エルプシャフトのほうは、予定通り9日の阪神芝2000m未勝利戦でデビュー。好位から抜け出すと、最後は抑える余裕を見せての楽勝を決めてくれた。POGファンにとっては、「あと1か月早ければ、もしかしたらダービーに間に合ったかも」と思ったかもしれない(それは私だが)。何はともあれ、POG期間内にデビューし、まずは1勝できて良かった。リライアブルエースもこれに続いてもらいたい。

エルプシャフト

こちらはもっと遅くなってしまったが、国枝厩舎の良血牝馬2頭が入厩。ルールブリタニア(牝3、美浦・国枝厩舎)は全姉に2冠馬ミッキークイーンタンタビクトリア(牝3、美浦・国枝厩舎)は、半兄にタンタアレグリア、半姉にパララサルーがいる。ルールブリタニアは一度入厩を済まし、すでにゲート試験に合格。デビューまでそれほど時間はかからないと思うが、ルールブリタニアのほうはゲート試験がこれから。果たしてPOG期間内にデビューが果たせるか。

全姉にトールポピーアヴェンチュラのG1姉妹、全兄にフサイチホウオーがいるアドヴェントス(牝3、美浦・堀厩舎)も間もなく入厩の予定。こちらもゲート試験には合格しており、順調に行けばPOG期間内にデビューできそうである。

最後に、今週出走予定のPOG人気馬、馬券で勝負できそうな馬を挙げておきたい。

半兄にスプリングS勝ち馬ロサギガンティアを持つスターオブペルシャ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は、土曜日の中山500万の芝1600mを内田博幸騎手で予定。「前走は惜しいレースだったが、競馬は上手に走れていた。馬は元気だし、そろそろ何とかしたい」と津曲助手。ここ2戦は惜しい2着で、POGで取った方はモヤモヤしているだろうが、さすがに今回は勝機だろう。

スターオブペルシャ

オープンユアアイズ(牝3、栗東・松田国厩舎)は、日曜日の阪神未勝利ダート1800m戦で初勝利を目指す。「能力は確かなので、体質や肉体がしっかりして稽古を積めるようになれば、もっといい走りができると思う。まずはひとつ勝っておきたい」と松田国師。
母のアーヴェイは英国産でアメリカのG1を優勝。エリザベス女王杯にも出走している。当然繁殖牝馬としての期待も高く、半兄のアンバーグリスキーはセレクトセールで1億を超える値がついたほどだ。そろそろ素質開花してもいい頃だ。

パルクフェルメ(牡3、美浦・池上和厩舎)は、半姉にオークス2着のピュアブリーゼがいる血統。日曜日中山の未勝利ダート1800mを武豊騎手で予定。 「それほど切れないが渋太く脚を使うタイプ。ダートは未知だが、適性を見る意味でも試してみる」と池上和師。ここまで4戦全てを芝で走ったが、今回は初めてのダート戦。兄姉にパワー型が多く、コース替わりで変身を期待したい。