
初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『夏休み特別寄稿 ポケモンGOイベントに行ってきた』
2017/8/20(日)

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皆さんこんにちはライター大和屋です。今回は毎年恒例夏休み特別寄稿『ポケモンGO横浜のイベントへ行ってきた』をお送りしたいと思います。
ご存知のかたも多いかと思いますが、横浜で毎年行われているポケモンのイベントに、今年はポケモンGOも乗っかって横浜みなとみらいエリアでポケモンGOパークというイベントを行ったのです。そのイベントでは普段ではなかなか見つけることのできないレアポケモンをゲットできるということなので毎度おなじみソウヘイ君と連れだって横浜へ行ってまいりました。
普段見つけることのできないポケモンの名前はバリヤード、EU圏にしかでない地域限定ポケモンでこのポケモンをゲットしたいと思ったらそれこそ海外のEU圏へ行かねばなりません。その渡航費やワイファイのレンタル代などを考えれば横浜までの電車賃がいかに割安かはわかってもらえると思います。
とまあそういうわけで東横線の乗って横浜へ向かいます。電車の中にはちらほらとピカチュウの恰好をした子などがいたりします。満員電車に揺られながらみなとみらいの駅に到着、駅から降りるとそこは人、人、人の海、大混雑と言っていいでしょう。地下から地上へと移動すると、さっそくポケモンGOをやっていると思わしき人たちが大量にうろうろしています。




電源を入れるとさっそくかなりレアといっていいラッキーやメリープの姿がそこらへんにごろごろしています。喜び勇んで捕獲作業を開始します。最初のころは順調でした。異変が起きたのは徘徊を初めて五分ぐらいたったころだったでしょうか、霧雨の中傘もささずにうろうろしながらレアなポケモンをゲットしていくと、アンノーンの姿が!ちなみにこのアンノーンというのはアルファベットをモチーフにしたかなりレアなポケモンでかなりやりこんでいるという自負のある僕でさえ、二回しか会ったことのないレアなやつ。
さっそく取りにいこうと移動しようとすると、ゲームが突然シャットダウン。まあこのゲームだとシャットダウンということは珍しいことではありません。特に気に掛けることなく再開しようとすると、起動画面のまま微動だにしなくなりました。しかたないのでやり直してみますがそれでもまったく変化なしです。何度もやってみますが画面は固まったままどうにもこうにもなりません。泣く泣くアンノーンを諦め移動することにします。同じドコモのスマホですがソウヘイ君はなんとかプレイできているようです。そして今回の目標はバリヤードですのでまずは会場へ向かいます。
が、僕のスマホの画面は起動画面からまったく変化しないのは相変わらず。いったところで果たしてゲットできるのか?会場へ向かうとどんどんと人が増えてゆきます。気が付けば通行にも支障が出るくらいの人込みとなっているではありませんか。こんな状況で事態が好転するようにはまったく思えませんがとにかく会場の様子を見に行こう。とやってきてみると会には人が沢山、まだこんなにたくさんの人がポケモンGOをやっていたのだなと再確認させられるくらいにたくさんの人がおりました。相変わらずログインできない状況のままではありますが、さらにイベント会場を進んでいきます。
何故かというと、回線が込み合うことを事前にわかっていることなので各通信会社が中継車を出しているとの情報を得ていたのでそのアンテナの近くならばログインできるはずだと思ったからです。そしてイベント会場の中心部あたりに見えてきました中継車、まっすぐに進んでいくと……すると、起動画面に変化が!ようやくログインできるようになりました。さすがは中継車、ようやくゲームを再開できると喜び勇んで画面を確認、すると、いましたEU限定ポケモン、バリヤード!特に逃げられることもなくゲットしました。


他にも近くにいたラッキーなどをゲットし満足したので移動をすると、さくっと落ちました。中継車から5m以上離れるともうダメみたいです。なんとか会場で頑張ろうとしてみましたが、シャットダウンとログインを繰り返してばかりでほとんどゲームになりませんでした。それでもなんとかバリヤードを三匹ゲット。中心部にいてもゲームにならないと判断した僕たちは、休憩もかねて昼食を食べようと中華街へと移動しました。祭日だったためここもすごい人です。昼時を過ぎた時間にもかかわらず有名どころのお店はどこも満席、とにかくビールが飲みたかったので空いてる店に飛び込みます。さらにはスマホの充電もさせてもらいます。
ラーメン、焼きそば、餃子とビール、紹興酒を少々補給して、再び出発します。あまり中心部に近づくとシャットダウンしてしまうのでその周辺で遊ぶことにします。と、やってみますがやはりすぐ落ちます。ログインできても一匹、二匹とったらすぐに落ちたり、フリーズしたりの繰り返し、このままではらちが明かないので、いまいちど会場へ行き無料ワイファイに接続します。その接続もかなり大変だったのですがなんとか接続完了、そのおかげでかなり快適な感じでゲームができるようになりました。
が、それでもシャットダウンが突然やってくることにはかわりありません。やはり会場内でのプレイは難しそうなので中心部から離れることにしました。さすがに会場から離れればログインしやすくはなりました。その後はみなとみらいの駅付近をぶらぶらしつつ、タリーズで充電させてもらったりしながら夜までポケモンをとり続けました。ちなみに町中のいろんな所がピカチュウだらけになっていました。
とまあそんな感じで今回延べ200万人を集客したこのイベントに参加してきたわけですが、たくさんの人がまだまだポケモンGOをやっていたということがわかったのはよかったですし、目的であるバリヤードもゲットできたのですが、僕の感想を言わせてもらうとかなりストレスフルな一日だったと言わざるを得ないでしょう。
僕らはゲームをやりに行ったわけですし、楽しみに行ったはずでした。結果的に僕はポケモンGOの起動画面とシャットダウンと闘いに行ったようなものでした。それくらいバンバン落ちるし、ログインできなくなりまくりました。向こうにいる間の半分くらいログイン画面を苛立ちながら見つめているような状況です。
シカゴの失敗をかてにイベントを成功させたとか言ってる人がいましたが、まったくなにもできなくなったシカゴのイベントに比べればまだましですが、成功というにはほど遠いだろと思ったのは僕だけではないはずです。
無料のアプリとはいえいまだにこれだけの集客力のあるゲームなのだからJRAもいい加減コラボを考えればいいのにと思います。
帰りは中目黒で途中下車してレモンサワー発祥の店を自称するお店で酒を飲み、ラーメン食べて帰りました。
了


プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。