皆さんこんにちはライター大和屋です。先日のマイルチャンピオンシップにて、個人的にとてもうれしい出来事がありました。

まずはレースを振り返ってまいります。レースはそろったスタートで特に不利になったような馬も見当たりません。マルターズアポジーが逃げて引っ張る展開、ペルシアンナイトは大外からのスタートを決めると、好スタートにも関わらず抑えて後方からの競馬となりました。四コーナーになると皆が動き始め、ムーア騎手騎乗のエアスピネルが好位へとあがっていきます。後方のペルシアンナイトは下手に動かず内でじっとしていました。直線に向くとサングレーザーがするすると内から外へ、そのコーナリングをトレースするかのようにペルシアンナイトも外へ持ち出します。

先頭はエアスピネル、とうとう悲願のG1制覇なったかと誰もが思いましたが、その後方、まるで旋風のシルフィードを見ているかのように黒い勝負服二頭が猛烈な勢いで併せ馬の状態で突っ込んできます。内のペルシアンナイトは同馬主であるサングレーザーを競り落とすと先頭にいるエアスピネルへと襲い掛かり、ゴール寸前とらえたところがゴール。僅差ではありましたがレースに勝ったのはペルシアンナイト、ミルコ・デムーロ騎手の好騎乗が光ったレースでした。そしてこのペルシアンナイトはG1レーシングの所属馬であり、このG1レーシング、なんとこれが初のG1制覇となるのです。会員の皆さん、そしてペルシアンナイト関係者の皆さま、そしてG1レーシングの皆さま、おめでとうございます!

ペルシアンナイト

何故会員でもない僕がこんなに喜んでいるかというと、G1レーシングに仲良しの友人がいるからです。何を隠そう彼は僕のクオカードをずっと作ってくれている人で、O井さんといいます。ジャスタウェイが重賞を勝ち、クオカードの作り方を聞こうと社台の事務所に電話をかけたら彼が電話口に出てくれて、話していくうちに彼が作ってくれることになり、それ以来ずっとジャスタウェイのクオカードは作ってもらっておりました。その縁で何かあれば一緒に飲みにいきますし、何かなくてもよく飲みます。それだけでなく社台の会報やクオカードの文章などのお仕事をくれたりとずっと仲良くさせてもらっておりました。

そんな彼が数週間前から緊張しているではないですか。その理由は言うまでもなくマイルチャンピオンシップで悲願を達成できる手応えを感じていたからにほかなりません。絶対王者不在、混戦模様といわれるマイル戦線であるだけでなく、皐月賞二着馬のペルシアンナイト、スワンステークス勝ちのサングレーザー、チャンスは充分と思うのは当然といえば当然でしょう。そんな彼はその後も緊張を続け、当日は京都へ乗り込んでいたそうです。

ではG1レーシングについて少し触れたいと思います。2010年に設立、母体は社台グループの中の追分ファームです。G1レーシング立ち上げの一年後に追分ファームリリーバレーがオープンし、育成も開始、もともとは社台サラブレッドクラブ、サンデーサラブレッドクラブや社台系のクラブを中心に馬を輩出していて、ゴールドアリュールやハットトリック、最近ではフェノーメノなんかが追分の馬となります。

そんな追分ファームのスタッフが中心となって立ち上げたG1レーシング、開業二年目、須貝厩舎のコレクターアイテムで重賞制覇、G1制覇もすぐ目の前かと思ってみましたが、意外にも足踏みが続きます。結果として開業から8年の月日がたっておりました。牧場としてはG1をいくつも勝ってはいますがクラブとしては……。G1なのにG1を勝ってないG1レーシングですと自虐ネタで彼自らが言っていた時もありました。卓球、カラオケ、どんなことにも負けず嫌いの彼ですので、そんなことを言うこと自体が悔しかったに違いありません。

サングレーザー

サングレーザーも3着と健闘

マイルチャンピオンシップでのペルシアンナイトの激走によって、ミルコ・デムーロ騎手の最高の騎乗によって、G1レーシングはずっとずーっと欲しかった称号をようやく手に入れることができました。しかもペルシアンナイトは追分ファームで誕生、からのリリーバレーで育成と、純粋なる追分っ仔ですからまさに感無量と言っていいでしょう(クラブの募集馬の中に社台ファームやノーザンファームの馬も混在しております)。O井さんには、これからは胸を張ってG1レーシングを名乗ってほしいです。

彼はレース後泣いたと言っておりました。改めてG1はどの馬にも、どの陣営にもドラマがあることを感じました。長かったようにも思えるが、あっという間だったような気もするG1レーシングのG1制覇、O井さん、スタッフの皆さん改めまして本当におめでとうございます。

そして僕の愛馬情報です。今週使う予定だったイイナヅケですが除外されまして来週の中京のレースへ向かうことになりました。さらにマダムジェニファーの方ですが、放牧に出ていると思っていましたが、まだ厩舎に滞在しており来週の中京に出走予定だとのこと。前走中一週での出走だっただけに体調が心配ではありますが、大丈夫だと判断しての出走でしょう。イイナヅケ、マダムジェニファーともども前進を期待しております。