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騎手コラム

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馬券で狙ってもオイシイ馬主、生産者&飛躍に期待の地方競馬の人馬!

これで2019年のトレンドを先取りだ!昨年は外国人騎手の席巻、関東馬および外厩調整馬の活躍、3冠牝馬の誕生、ジャパンCの世界レコードなど、エポックメイキングとなりうる出来事が多かった競馬界。平成の終わりを迎え、さらなる激動が予想される2019年はどんな年となり、どんな人馬が活躍するのか、いち早くリサーチ。冬~春競馬攻略にも役立つヒントが満載の特集を3度に分けてお送りしよう。

馬主、生産者

素質馬多数!いきなり狙えるカナヤマHD

カナヤマHD

本格的に馬主業に参戦して、まだ数年だが、年々勝ち星を伸ばしているのが馬主のカナヤマホールディングスだ。昨年は過去最高の25勝を挙げ、マイルCSで4着だったカツジ、レパードSなど重賞2勝のグリム、将来のダート短距離界の中心になることが期待されているシヴァージなどが登場した。素質馬が多く、今年の新3歳世代も、15頭がデビューして7頭がすでに3着以内に入っていることも見逃せないが、所有馬の多くが日高生産馬で、比較的派手ではない血統であることから、馬券的にも貢献度は高くなりやすい。複勝回収率が100%を超えている新馬戦は特に注目だ。

カナヤマHDのデータベースはコチラ⇒

G1馬たちの虎の穴・ノーザンF天栄

ノーザンF天栄

昨年秋は関東馬が例年になく多くのG1を制した。秋華賞やジャパンCを制したアーモンドアイ、菊花賞馬フィエールマン、天皇賞馬レイデオロに有馬記念馬ブラストワンピース…。彼らは福島県にある外厩施設・ノーザンF天栄で育成された経験を持っている。敏腕で知られる木実谷雄太場長(きみや ゆうた)のもと、計算された育成スケジュール、人材、設備と全てがハイレベルの環境で育成された関東馬たちの勢いはとどまるところを知らない。昨年も1月からアーモンドアイやプリモシーンなど、天栄で育成されたノーザンF生産の関東馬たちが重賞レースで大活躍していただけに、今年も正月競馬から信頼したい。

障害の「シゲル」を侮るなかれ

シゲル

昨年の障害レースにおいて、馬主別成績でみて最も出走回数が多く、勝ち星・獲得賞金もメイショウの松本好雄オーナーに次ぐ2位だったのが、「シゲル」の冠名で知られる森中蕃オーナーだ。しかも、その勝ち鞍の7勝を挙げた6頭中(シゲルクロカジキが2勝)、5頭はJRAの平地では未勝利だった馬である。それもあってか、馬券的には軽視されることが多く、年間の回収率も単勝100、複勝96とベタ買いで元がとれる計算。今年初の障害レースでは(1月6日の中山4R 障害4歳上未勝利戦)、早速シゲルピーマンが勝利した。今年も馬券のヒモに組み込めば、おいしい的中にありつけるだろう。

森中蕃オーナーのデータベースはコチラ⇒

地方競馬

南関東の新星ミューチャリー

ミューチャリー

昨年の全日本2歳優駿。勝ったノーヴァレンダを始め、1~3着を中央勢が独占したように、一見すると今年の3歳世代は中央馬が強いように見えるのだが、全日本2歳優駿当日の川崎競馬場は外から早めに動いたり、差したい馬にはかなり厳しい馬場だった。そんな中ゲートでアオって出遅れ、後方からの厳しい競馬となってしまったのが6着ミューチャリー(牡3、船橋・矢野義厩舎)。船橋競馬所属馬で、すでに南関東重賞の鎌倉記念を制している。この時の勝ちっぷりは圧巻。楽に進出すると、直線も余力残しで1着。勝ち時計は鎌倉記念レコード。2着に6馬身差を付ける圧勝であった。素質は今年の地方3歳世代でも屈指。この先、中央馬相手に軽視されるようなら、積極的に買っていきたい。

さらなる飛躍へ 年男・瀧川寿希也騎手

瀧川寿希也騎手

昨年の南関東競馬リーディングで166勝を挙げ、5位に食い込んだのがデビュー7年目の若手、川崎競馬所属の瀧川寿希也騎手。17年も同じく5位だったのだが、33勝上積みしたこと、暮れの東京2歳優駿牝馬をアークヴィグラスで制したことなど、中身は18年のほうが圧倒的に濃いものであった。注目したいのは地元・川崎競馬場での成績。83勝を挙げ川崎リーディングに輝いたが、16年に21勝だったことを考えればもの凄いスピードで勝利数を積み重ねている。馬質は年々上がってきており、クラシックに向けて有力馬の騎乗も多い。残念ながら骨折のアクシデントに見舞われてしまったようだが、復帰後も年男の騎乗には注目だ。