【関屋記念】クラレント体調キープ「あとは天気だけ」

13日、関屋記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。クラレント(牡5、栗東・橋口厩舎)は助手が騎乗して坂路での併せ馬。僚馬レッドシェリフ(古馬500万)を追いかける形で一杯に追われ、4F53.0-38.3-25.1-12.6秒を記録。徐々にペースを上げ、ラストは力強く脚を伸ばして1馬身先着。ここ2走は馬場に泣かされるも、体調面は良好をキープしている。

「順調だね。調子は変わりなく来れてるよ。左回りで直線が平坦な新潟はこの馬にぴったりの条件だと思う」と赤木調教助手。新潟コースは初となるが、これまで左回りの重賞を3勝しているこの馬にとってはむしろ好材料だ。

「それに田辺(裕信)も合うイメージ。色んなレースを見てるけど、度胸がいいね。思い切って乗ってくるし、慌てずしっかりと脚をためてくるから最後で余力を残すことができる」と初めてコンビを組む田辺裕信騎手にも信頼を置いている。初コース、初コンビによる重賞5勝目への期待は大きい。

ただ、ここのところ雨での開催が続いているだけに、「あとは天気だけ。良馬場で走らせたいよ」とやはり一番の懸念材料は天気。極悪馬場の安田記念に続き、前走中京記念も道悪に泣かされ人気を裏切る8着という結果になった。能力は決して引けを取らず、良馬場なら巻き返しは必至だ。