【北九州記念】前走大敗も… ポアゾンブラック「今回の方が良い」

20日、北九州記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ポアゾンブラック(牡5、栗東・本田厩舎)は助手が手綱を執って、坂路で単走の追い切り。ラチ沿いで強めに追われると4F52.4-37.6-24.1-12.3秒をマーク。前走大敗の影響を感じさせない動きを披露した。

「今週は最後まで一杯に追ってもらったよ。12秒台前半で上がってきたし、良い動きをしていたね。前走は最後で甘くなったが、除外もあって狙ったレースを使えなかったところもあるからな。その点、今回はここが目標。仕上がりは良くなっているから」と本田優調教師。青写真通りの調整に、上積みを強調した。

展開に左右される面もあるが、過去にはオーシャンSで4着、オープン特別勝ちと、現級で通用する実力の持ち主。前走は骨折明けだったことを考慮しても、それ以上のデキは見込める。大敗と激走を繰り返すのも、逃げ馬の宿命とすれば、大敗からの一変があっても不思議ではないだろう。