【神戸新聞杯】ウインフルブルーム「地力はこの馬だってある」

24日、神戸新聞杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われ、皐月賞3着馬のウインフルブルーム(牡3、栗東・宮本厩舎)は、助手が騎乗して坂路で強めに追われ、4F54.5-39.0-24.9-12.4秒をマーク。ひと追い毎に素軽さを増してきた。

3歳馬の晴れ舞台・日本ダービーを左肩跛行で取消。枠順が発表されてからの取消はまさに無念のものだったが、その後は秋に目標を切り替え、待望の秋初戦。栗東への輸送で体重を減らし、体を戻しながらの調整も宮本博調教師は「先週はCWコースで一杯に追い切ってラストはバタバタ。でも、あの一本で良くなってきたね。今朝はラストの反応を確かめる程度でいい動きをしていた」と合格点のジャッジを与えている。

皐月賞ではのちにダービーを勝つワンアンドオンリーに先着する3着。デビューから1度も馬券圏内を外したことがなく、常に高いレベルで善戦を続けてきた。あとは未知の世界となる距離への対応。「距離はやってみないと分からないけど、適性さえあれば、かな。地力はこの馬だってあるんだから」と指揮官。ここは改めて絶対能力の高さを示す一戦となる。