【スプリンターズS】ローブティサージュ 好時計49秒3!

1日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ローブティサージュ(牝4、栗東・須貝尚厩舎)は秋山真一郎騎手を背にCWコースで併せ馬。一杯に追われるアドマイヤゴッド(2歳未勝利)の外を2馬身追走し、ラスト1Fで軽く気合を入れられると、一気に2馬身突き放した。時計は4F49.3-36.0-12.0秒の好タイムをマーク。

跨った秋山騎手は「以前に乗っていた時から“短距離向きかな”という感じはしていました。久しぶりに跨りましたが、元々がケイコで動くタイプ。それに能力のある馬ですからね。いい動きでしたよ」と桜花賞以来となるパートナーに好感触の様子。一方で、「とにかく繊細な馬なんです。競馬場について、ゲートに入るまでうまくいけるかが鍵。ここ2走と違って今回は輸送競馬にもなりますからね」と不安も口にした。

2歳時には阪神JFを制すも、その後は長いスランプが続いていた。しかし、初の1200mとなった前々走の函館SSでは2着と自慢の末脚が復活。続くキーンランドCでは混戦を差し切り約2年振りの勝利を挙げた。短距離界で輝きを取り戻した2歳女王が、栄光を共にした秋山騎手との再コンビ結成で短距離界の頂点を狙う。