【レディスP】ワイルドフラッパー今日は完勝!蛯名2日連続重賞V

10月2日(木)、大井競馬場で行われた交流重賞・第11回 レディスプレリュード(Jpn2)(3歳上牝 別定 1着賞金:3100万円 ダート1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気・ワイルドフラッパー(牝5、栗東・松田国厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.5(良)。

2着には1馬身3/4差で2番人気・サンビスタ(牝5、栗東・角居厩舎)、3着にはクビ差で4番人気・カチューシャ(牝5、栗東・角田厩舎)が続いて入線した。

サウンドガガがスタートで躓くも、すぐに態勢を立て直して先行。少し離れてカチューシャが続き、ワイルドフラッパーが3番手。以下、サンビスタ、アクティビューティと中央勢が固まった。
ワイルドフラッパーは3コーナーから追い出しを開始。直線入り口で先頭に立ちかけたカチューシャを交わすと、最後は後続とのセーフティーリードを保って優勝。3頭横一線の2着争いは最内から差を詰めたサンビスタが制した。

勝ったワイルドフラッパーは重賞3勝目。前走は約3ヶ月ぶりの実戦、14キロの馬体増が響いたかサンビスタに先着を許し2着に敗れるも、叩き2走目の今回は本来の能力を発揮。来月に開催されるJBCレディスクラシックの優先出走権を手にした。鞍上の蛯名正義騎手は、昨日の東京盃(ノーザンリバー)に続いて2日連続の交流重賞制覇となった。

馬主は吉田照哉氏、生産は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「手に負えないお転婆娘」

【蛯名正義騎手のコメント】
「(2日連続重賞制覇に)両方とも断然人気だったんで、勝てて良かったです。状態は全然心配してませんでしたし、休み明けをひと叩きして厩舎の方々がしっかり仕上げてきてくれたので問題なかったです。

前回初めて乗せていただいた時は本当に楽勝だったんですけど、今日は馬の気分というか、手応えが一瞬悪くなるところがありました。手綱をしごかれてからは馬自身も頑張って、歯を食いしばって前を追いかけだしたんで、何とか勝つことができました。本来はもっと楽に勝てるだけの能力を持っている思うんですが、まだ本気を出してないだけかなという感じですね。女の子の気持ちが分かるように頑張りたいと思います。

この馬も頑張ってくれますし、昨日今日続けて同じですけど、僕も頑張っていきます。昨日の馬(ノーザンリバー)とともにJBCへ行くことになるので、また応援していただければと思います。皆さんに迷惑かけないように頑張ります。ありがとうございました」

【松田国英調教師のコメント】
「前回は調整も少し甘くプラス14キロ。今回は重賞を勝った馬と3週間併せ馬をして、しっかり乗り込んでマイナス1キロ。厳しいトレーニングに耐えてきてなおかつ1キロしか減らなかったんでうまく来ていると思いました。人気になるだろうなというのと、門別で負けてますので……。責任というか、きっちり仕上げて競馬をしなければいけないという状況下で、馬を攻めてきたというところを競馬で見ていただけてホッとしています。

1800mの距離になると道中手応え十分の競馬では勝てませんね。道中手が動いて一杯一杯の厳しい展開になった時、本当に強い馬が勝つ。他の陣営も強いわけですから。今日は3コーナーあたりから一杯になったんですけど、一杯になって勝つというのがこの馬の競馬じゃないですかね。

体も520キロあるわけですから、ダートの競馬ではガサ負けはしません。どちらかといえば芝で競馬をしたい馬なんですけど、馬を壊したくないということで。ブロードアピールとかクロフネとかベルシャザールとかたくさんの馬がG1を狙うにあたってダート路線を歩んでいるんですけど、ワイルドフラッパーも壊したくないなというところをブレないで来れて、次はG1に行けそうな状況に持って来れたので良かったです。ジョッキーもまたこのメンバーで臨みたいと思っています。

たくさん応援していただいてありがとうございます。これからも1番人気になると思いますが、それに応えられるように日々鍛錬を重ねてレースに臨みたいと思っていますので、ぜひ競馬場に来て応援していただきたいと思います。今日はありがとうございました」

ワイルドフラッパー
(牝5、栗東・松田国厩舎)
父:Ghostzapper
母:スモークンフローリック
母父:Smoke Glacken
通算成績:19戦8勝
(うち地方通算:5戦3勝)
重賞勝利:
14年レディスプレリュード(Jpn2)
14年エンプレス杯(Jpn2)
14年マリーンC(Jpn3)

ワイルドフラッパー

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