【コーフィールドC】アドマイヤラクティ鮮やか大外一気!G1初制覇

10月18日(土)、オーストラリアのコーフィールド競馬場でコーフィールドC(G1)(3歳上 ハンデ 1着賞金175万豪ドル 芝2400m)が行われ、日本から唯一の参戦となったZ.パートン騎手騎乗のアドマイヤラクティ(牡6、栗東・梅田智厩舎)が優勝。

2着はライジングロマンス(牝3、新・D.ローガン厩舎)、3着にはルーシャヴァレンティーナ(牝3、豪・K.リース厩舎)が続いて入線。なお、出走予定となっていたバンデ(牡4、栗東・矢作厩舎)は脚部不安により出走を取り消している。

ここまでG1未勝利ながらトップハンデを課されたアドマイヤラクティ。スタート後は馬群にモマれる形で徐々にポジションを下げ、向こう正面では中団やや後ろからレースを展開。終始外々を追走しながら、最終コーナーでは大外へと進路を取り迎えた直線。鞍上の風車ムチに応えて勢い良く前との差を詰めると、一旦は完全に抜け出していたライジングロマンスをゴール寸前で捕らえて差し切り勝ちを収めた。

勝ったアドマイヤラクティは異国オーストラリアの地で嬉しいG1初制覇に。昨年はダイヤモンドSでの重賞勝利を皮切りに、天皇賞(春)、ジャパンCと一線級相手に善戦を繰り広げた。コーフィールドCは日本馬史上5頭目の参戦で初勝利。次走に予定している11月4日のメルボルンC(G1)に向けて、楽しみが大きく膨らんだ。

馬主は近藤利一氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+海外の名馬名」。

【梅田智之調教師のコメント】
「ハンデもトップでしたし、日本ではそこまで実績がなかったのですが、この馬はオーストラリアの馬場が合っているんでしょうね。 今回は何もかも上手くいきましたが、この運をメルボルンCに繋げたいですね。オーナー次第ですが、オーナーがまた来年もオーストラリアに来たい、と思うような結果を出したいです。
パートン騎手は馬の良いところを全て引き出してくれました。一回乗ってもらっていましたが、癖も掴んでいて完璧な騎乗でした」

アドマイヤラクティ
(牡6、栗東・梅田智厩舎)
父:ハーツクライ
母:アドマイヤテレサ
母父:エリシオ
通算成績:27戦7勝
重賞勝利:
14年コーフィールドC(G1)
13年ダイヤモンドS(G3)

全着順は以下のとおり。

馬番 馬名 着差(馬身)
1 アドマイヤラクティ 2.32.12
16 ライジングロマンス 0.4
15 ルーシャヴァレンティーナ 0.9
19 ブランブルズ 1.1
20 アラルド 1.4
14 リダリ 2.15
9 ジュヌーブ 2.25
8 ホークスパー 2.45
3 グリーンムーン 2.65
17 ビッグメモリー 2.75
6 ジオファー 3.5
13 スティピュレイト 3.9
11 フーショットザバーマン 4
10 モリアーティ 5
7 サイズモス 5.1
22 リニュー 6.85
21 アンチェインマイハート 8.85
4 シームーン 9.05
2 ダンディーノ
5 バンデ
12 ディアデミ
18 グリカロ

※馬齢表記は日本に準拠。
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。