【菊花賞】ミヤビジャスパー念願の大舞台へ「良い状態で臨める」

22日、菊花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ミヤビジャスパー(牡3、栗東・笹田厩舎)は助手を背にCWコースでの最終調整。単走ながら終いはビッシリと追われる熱のこもった内容で6F80.8-65.6-50.7-37.2-11.8秒を記録している。

「良い動きをしていましたね。前走からの上積みも見込めますよ」と笹田和秀調教師もニッコリ。

昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sではワンアンドオンリーから0秒3差の4着。年初の若駒Sはトゥザワールドの2着など高い能力の片鱗を示し、クラシック出走を目指してきた。ところが、大目標を目前に熱発を発症。ダービーに間に合わせるべく出走した京都新聞杯は5着に敗れ、その後も結果を残せず。「熱発が尾を引いてしまって結果が出せなかったね」と悔いが残った春を振り返る。

休養を挟んで立て直された前走は古馬相手にキッチリと勝利し、ついにG1の大舞台へ。「今回は良い状態でレースに臨めます。うまく折り合いをつけて運びたいね」と一発を狙う。