ペルーサの近親 超大型コンテナが差し切り…東京新馬

11月2日(日)、4回東京9日目4Rで2歳新馬(芝1400m)が行なわれ、F.ベリー騎手騎乗の3番人気・コンテナ(牡2、栗東・牧浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:24.0(稍重)。

2着には3/4馬身差で5番人気・トゥルームーン(牝2、美浦・牧厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・ロートリンゲン(牡2、美浦・田中剛厩舎)が続いて入線した。

ゲートからイワヌガハナ、トゥルームーン、ロートリンゲンらが好ダッシュ。ロートリンゲンはおっつけ気味も3番手をキープする。ゴウキは5~6番手付近、コンテナは後方からの追走。ジュンファイトクンは出遅れ。
先行3頭が先頭集団を形成し、直線でも後続を引き離しにかかる。中でもトゥルームーンの手応えが勝り、押し切りを図ろうとするところに、外から猛然とコンテナの追い込み。ゴール前で前を行く馬を一飲するように差し切ってみせた。

勝ったコンテナはいとこに本日の天皇賞に出走を予定しているペルーサがいる血統で、昨年のセレクトセールにおいて、1312.5万円で落札されていた。その名の通り、578kgの大きな馬体を躍動させた。
馬主は住谷孝一氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「コンテナ。夢をたくさん詰めて」。

なお、578kgでの優勝は、JRA史上2歳馬最高体重での優勝記録となった。また、鞍上のF.ベリー騎手は本日が今回の短期免許期間の最終日。嬉しい勝ち星となった。

1着 コンテナ(牧浦充徳調教師)
「調教でもゆったりしたストライドながら、しっかり反応していました。広いコースが合うと見て、ここを選んだんです。それでも、タイプとしては初戦向きではありません。あっさり差し切ってくれ、スケールの大きさを感じています。超大型(これが2歳としては最高体重での勝利)ですが、まだ幅は薄く、もっとたくましくなるはず。センスがいいですし、距離はマイルくらいでも大丈夫でしょうね」

3着 ロートリンゲン(三浦騎手)
「まだ子供っぽく、緩いのに、実戦でのセンスは上々。これから良くなるよ」

6着 シゲルアバレマツリ(柴山騎手)
「返し馬から感触が良かったですよ。まだ緩さか残りますので、上積みは大きいでしょう」

7着 ノーブルクリスタル(吉田豊騎手)
「まだふらふらしている。使われてしっかれしてくれば」

9着 メテオユニバンス(松岡騎手)
「稽古の反応はすがるいけど、芝の走りがいまひとつ。血統的にもダートがいいと思う」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

コンテナ
(牡2、栗東・牧浦厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:ベルグラーノ
母父:サンデーサイレンス

コンテナ

コンテナ

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