【マイルCS】サンレイレーザー ハミを戻して右回りでも

19日、マイルCS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。毎日王冠2着のサンレイレーザー(牡6、栗東・高橋忠厩舎)は難波剛健騎手(レースでは川田将雅騎手が騎乗)を背にポリトラックコースで単走追い。実戦さながらにビッシリと追われて、6F73.2-59.4-47.0-35.3-11.8秒の好時計をマークした。

高橋義忠調教師は「単走でしっかりと動かしました。ええ、いい状態ですよ」と、その動きに満足の表情。2年連続の挑戦(昨年は14番人気6着)に万全の態勢が整った。

今回騎乗するのは初コンビとなる川田騎手。それについては「位置取りに関してはジョッキーにお任せするつもりです。川田騎手には先週に跨ってもらったし、その時は『左回りの方がいいのかも』と言っていましたが、今回はノーマルのハミに戻します。そこらで感じも違ってくると思いますよ」と先週のエリザベス女王杯をラキシスで勝って勢いに乗る鞍上に大きな期待を寄せる。

前走の毎日王冠では、逃げの手に出て、のちの天皇賞馬スピルバーグに先着。この京都のマイルではマイラーズCで好時計の2着があり、昨年のこのレースはメンバー2位の上がりで0秒6差の6着。さほど左右の回りを気にする馬ではない。何よりも、その自在性は大きな武器。感性冴える鞍上がどんな作戦を立ててくるか楽しみだ。

サンレイレーザー