【ニューイヤーC】地元浦和のラッキープリンスが逃げ切りV!

1月8日(木)、浦和競馬場で行われた南関東重賞・第58回 ニューイヤーC(S3)(3歳 定量 1着賞金:1200万円 ダート1600m)は、吉原寛人騎手騎乗の4番人気・ラッキープリンス(牡3、浦和・小久智厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.44.0(良)。

2着は2馬身差で5番人気・ノースノース(牡3、船橋・林正人厩舎)、3着は1馬身差で1番人気・オウマタイム(牡3、船橋・林正人厩舎)が続いて入線した。

先にノースノースが先手を窺うが、内からラッキープリンスがハナを奪い返す。差がなく好位にコスモグリズリー、オウマタイムも続く。
3コーナーから徐々にラッキープリンスが後続とのリードを広げ始めると、直線でもひと伸び。内枠が有利な浦和のマイルで、好枠を利したソツのない競馬で逃げ切りを決めた。
鎌倉記念勝ち、ハイセイコー記念でも2着のオウマタイムは、勝負どころで伸びがなく3着が精一杯だった。

勝ったラッキープリンスはこれでホームの浦和コースでは4戦無敗。重賞での戦いが続いたここ3戦は厳しい戦いが続いていたが、地元に戻り、巻き返し。重賞初制覇となった。
半兄で同厩のパンパカパーティは昨年のニューイヤーCで2着惜敗。兄の雪辱も果たした。馬主は国田正忠氏、生産者は浦河の畔高牧場。

管理する浦和の小久保智厩舎は昨年、134勝(他地区含む)を挙げて、自身の南関東年間最多勝を更新。3年連続南関東リーディングを獲得しており、新年もお膝元で幸先の良い重賞タイトル獲得となった。

【吉原寛人騎手のコメント】
「こうしてキッチリと結果を出せてよかったと思います。浦和の千六で一番良い1番枠を引けたことで、積極的に乗ろうという思いでした。スタートだけ気をつけて、ハナを穫れた時には、何とか自分のペースで運ぼうと思っていましたよ。先生(小久保智調教師)からも『積極的に乗ってくれ』とのことでした。

スタートもしっかり出たので、マイペースに持ち込もうと思った時に、ゴール板のところでアオられましたけど、そこも慌てずにしっかりと走ってくれてよかったです。けっこうペースを落としすぎたので、来るだろうなとは思っていましたが、そこで息を入れられました。スピードがある馬なので、これからもどんどん活躍してほしいと思います」

ラッキープリンス
(牡3、浦和・小久智厩舎)
父:サイレントディール
母:ウォータートスカ
母父:オペラハウス
地方通算:8戦5勝
南関東重賞勝利:
15年ニューイヤーC(S3)

ラッキープリンス

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