【京成杯】1週前 クラージュシチー「変わってくる」

8日、京成杯(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。クラージュシチー(牡3、栗東・高橋忠厩舎)は菱田裕二騎手を背にCWコースで単走での追い切り。休み明けとは思えない軽快な走りを見せ、時計は6F84.3-67.4-52.2-38.3-12.3秒をマーク。終いの伸びも力強く、上々の調教内容となった。

調教を見守った高橋義忠調教師は、「戸崎騎手は『もう少し背中を使えれば上のクラスでも』と言ってました。まだ成長途上の馬ですね。1度放牧へ出して暮れに帰厩させて調整してきました。木曜は菱田騎手を乗せて、しっかりとした追い切りをやりました。これで変わってくると思いますよ」と調整は順調な様子。

阪神2000mで行われた未勝利戦では、アグネスタキオンのレコードと0秒3差の2分1秒1という好時計を叩き出し、10馬身差の圧勝。そのインパクトの大きさから、続く東スポ杯2歳Sでは2番人気に推されるも、前半の力みが響いて5着と惜敗した。「今回は未勝利を勝った時と同じコーナー4つの競馬。こういたコース形態の方が現状は合っていると思います」と巻き返しが期待される。