【シルクロードS】1週前 好走条件出揃ったホウライアキコ

21日、シルクロードS(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走の京都金杯で15着に沈んだホウライアキコ(牝4、栗東・南井厩舎)は助手を背に坂路での追い切り。時計は4F53.4-38.8-24.9-12.7秒を記録。南井調教助手は「サッとやったぐらい」としながらも動き、タイムともに十分なものを見せた。

鮮烈なデビュー3連勝から早くも1年以上が経ってしまった。近走は良くても掲示板まで、ここ2走に至っては二桁着順と結果が出ていないホウライアキコ。納得のいかないレースが続き、「キッカケを掴みたいね」と現状には不満気な様子だ。

ここは浮上するには格好の舞台設定となる。「この馬のベストとも思える1200m」と距離には絶対の自信で、京都もデイリー杯2歳Sを制した縁起の良いコースだ。状態面にも不安はない。「動き、体調は本当に良い。体も減らなくなってきているよ」と馬体の成長に目を細めた。

「叩き3走目で一番良い条件になる」と好走条件は出揃ったと鼻息は荒い。同世代の中でも注目を集めていた1頭。復活ののろしを上げる1戦となるか。