【きさらぎ賞】素質互角のグリュイエール「リラックスして走れた」

4日、きさらぎ賞(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、福寿草特別で5着のグリュイエール(牡3、栗東・藤原英厩舎)はA.シュタルケ騎手が騎乗してCWコースへ。古馬準オープンのファントムライトを4馬身ほど追いかけ、最後は1馬身ほど突き放してフィニッシュ。6F84.6-67.7-52.5-38.5-12.3秒をマークした。

「競馬では馬の後ろで脚を溜めて、というのが理想なので、きょうはそれをイメージするよう馬の後ろに入れて乗りました。リラックスして走れていたし、いい追い切りができましたね。少頭数で力が試されるレースですし、楽しみにしていますよ」とは2週連続で追い切りに跨がったシュタルケ騎手。前走は1番人気、2走前の京王杯2歳Sでも3番人気に支持された素質馬。折り合いさえつけば、このメンバーでも侮れない存在だ。


前走、未勝利戦で1着のネオスターダム(牡3、栗東・石坂厩舎)は浜中俊騎手を背に坂路で4F53.0-38.4-25.9-13.7秒をマーク。終いは時計を要したが、元々攻め駆けするタイプではなく、引き続き好気配を保っている。

「今朝はおしまいでバタバタになりましたね。でも、先週はCウッドでいい動きをしていたと聞いています。以前と比べると、徐々に緩さも解消してきた感じ。少しずつ成長していますね。気のいい馬だし、スタートも速い。他に行く馬がいないなら、(ハナに)行くかもしれないですね」と鞍上は積極策での一発を示唆している。