【フェブラリーS】カゼノコは距離に不安も「自分の競馬を」

18日、フェブラリーS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。カゼノコ(牡4、栗東・野中厩舎)は浜中俊騎手を背にウッドチップコースでの追い切り。僚馬エンキンドルを後方から追う形になり、最後は半馬身ほど遅れたが、終いに重点をおいた調教で時計は6F83.8-67.2-52.7-38.1-12.1秒をマークした。

「この馬の脚質である終いの脚を確認しておいてくれ、という指示でした」とは野中賢二調教師。その言葉通りに最後の1ハロンでは12秒1を記録。「馬の背中について色々と感じてもらえたでしょう」と初コンビにも、手応えを感じたようだ。

課題は初の東京コース、そして距離短縮だ。コースに関して不安はないとしながらも「1600mに距離が短くなるのはあまり良いとは言えない」と本音もチラリ。それでも「確実に終いは良い脚を使ってくれるので、自分の競馬をするだけ」と腹をくくっている。

前走の川崎記念ではホッコータルマエには敗れたものの、その差は3/4馬身。「最後は頑張って離されずに付いていけたのは収穫かな」と愛馬の奮闘に一定の評価を与える。それでもあくまで目指すのは頂点だ。「まだ4歳ですし、トップとの差を少しずつ詰めていけたら」と満足はしていない。4歳世代の代表として、カゼノコが古馬たちを相手に一泡吹かせる。



2月22日(日)に行われるフェブラリーS(G1)に出走予定のカゼノコについて、
管理する野中賢二調教師の一問一答は以下の通り。

●世代の代表として「一緒に盛り上げていきたい」

-:カゼノコについてお伺いします。前走の川崎記念を振り返っていただきたいのですが、いかがでしたか?

野中賢二調教師:1頭、ホッコータルマエという凄く強い馬がいたので、負かすというよりは胸を借りるつもりで、マークする形の作戦を立てていました。ある程度は作戦通りのレース運びも出来ましたし、着差以上のカベは感じましたが、こちらはまだ4歳ですし、最後は頑張って離されずに付いていけたのは収穫かなと思います。

-:ホッコータルマエに3/4馬身差までつめて、力の入るレースになったと思います。

野:直線を向いて、一瞬は「オッ」というところも見せてくれました。ただ、向こうも本当に強い馬なので、そこからはいくら行っても抜ける感じはないなとは思いましたが、先に繋がるレースは出来たのかなと思います。

-:レース後の様子はいかがですか?

野:レース後もさほどダメージはなく、回復もかなり早かったので、こちらの予想よりも早く立ち上げることは出来ました。ここまでは良い負荷も掛けられて、順調にこられているのかなと思います。

-:今日の追い切りについて、内容と指示について教えていただけますか?

野:前走からは中2週とちょっとなので、全体の時計というのはあまり良くないですが、先週も負荷を掛けて2本やりましたし、上がり3ハロンをしっかり動かしていくようなスピード調教とでも言うのでしょうか、この馬の脚質である終いの脚を確認しておいてくれ、という指示でした。

-:その動きを見て、先生の評価というのはいかがですか?

野:元々、ウッドチップで動く馬ではないですし、見栄えはいまひとつかなと思いますが、時計的に見れば十分動いていますし、問題ないのかなと思います。

-:今日の調教では、浜中騎手が乗られたのでしょうか?

野:ジョッキーにお願いしました。

-:乗り終わってから、何かお話されましたか?

野:乗りやすい馬です、ということと、馬の背中については色々と感じてもらえたでしょうから、枠順などが出たら、またゆっくりと話したいと思います。

-:今回は初めての東京コースになります。先生から見て適性はどのように感じていますか?

野:左回りは問題ないと思いますが、距離というところで、今のこの馬の完成度を考えると、1600mに距離が短くなるのはあまり良いとは言えないです。ただ、東京なので直線は長い舞台ですし、展開次第では出番があるのかなとは思っています。

-:昨年はダートに転向してから4勝と世代トップクラスの馬となりました。期待するところも多いのではないでしょうか?

野:同世代の戦ってきた馬たちも古馬の中に入っても、結構頑張ってきていますし、この馬も同世代のトップとして一緒に盛り上げていけたらなとは思っています。

-:今回のフェブラリーSは相手関係も強くなりますし、課題も多くあると思うのですが、レース展開についてはどのようにお考えですか?

野:G1になりますし、メンバーはかなり揃います。昨年のような緩い流れにはならないと思いますので、流れてくれれば、ウチの馬にも出番があるのかなと思っています。

-:それではカゼノコにとって、どのようなレースになれば良いなと思われますか?

野:先ほども言ったようにうまく流れてくれて末脚が生きる展開になれば、と。確実に終いは良い脚を使ってくれるので、あとは腹をくくって自分の競馬をするだけなのかなと思います。

-:それでは最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

野:まだ4歳ですし、これからダートのトップとの差を少しずつ詰めていけたらと思っています。先は長いので、これからも応援よろしくお願いします。