【フェブラリーS】距離不安ナシ!タイガー「本質はマイル以上」

17日、フェブラリーS(G1)の追い切りが浦和競馬場にて行われた。地方から参戦するサトノタイガー(牡7、浦和・小久智厩舎)は橋本直哉騎手(レースでは御神本訓史騎手が騎乗予定)を背にダートコースで3頭併せでの追い切り。ジャジャウマナラシ、パーティメーカーの両オープン馬を外から追走する形となったが、馬体を併せてステッキを入れると鋭く反応。最後は5馬身差をつけ、時計も5F66.6-49.3-36.0-12.8秒をマークし、状態の良さを窺わせた。

追い切りを見た小久保智調教師は「良い感じでしたね」と好感触。帰厩後2戦目となる今回については「1走目はリラックスし過ぎて空回りしてしまうことがあるけど、2走目は一気に良くなることがありますよ」と前走13着からの一変に期待を寄せた。

マイルは6戦ぶりとなるが、距離の不安も一蹴する。JRA在籍時代に中距離を使われていたことを引き合いに出し「スピード能力があるから短いところを使ってきましたが、馬の体は短距離馬のそれではないです。本質的にはマイル以上だと思っていますよ」と1ハロンの延長にも歓迎ムードだ。

ハッピースプリントとともに地方の代表として出走する今回の大舞台。JBCスプリント、カペラSで2着しているように、JRA勢にも引けをとらない能力は秘めている。地方所属でフェブラリーSを制したのは16年前のメイセイオペラただ1頭。史上2頭目の偉業達成へ向けて準備は整った。

競馬ラボでは近日中に小久保智調教師の独占インタビューを公開予定です。初登場の小久保師が語る最優秀賞金収得調教師賞獲得の裏側など、ここでしか聞けない話が盛りだくさん!どうぞお見逃しなく!