【阪急杯】昨年の再現へ コパノリチャード万全51秒3!

25日、阪急杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年の覇者コパノリチャード(牡5、栗東・宮厩舎)は武豊騎手を背に坂路で4F51.3-37.0-24.4-12.5秒の好時計をマーク。序盤から馬なりで積極的にピッチを上げ、ラストまで勢いは衰えることなくフィニッシュ。「あまり速い追い切りをする予定じゃなかったんだけどね。最初はゆっくり入れたけど、2F目から少し掛かってしまった。でも、状態は悪くないと思うよ」と有り余るスピードに鞍上も苦笑いを浮かべたが、それも好調の証と言えるだろう。

ダート初挑戦となったJBCスプリントでは大敗を喫したものの、阪神カップでは2着と巻き返しに成功。勝ち馬にはわずかハナ差交わされたが「理想はハナだろうけど、前走でああいった競馬ができたことは収穫」と手応えを掴んだようだ。

昨年のG1初制覇以降は成績を落としていたが、ここにきて復調の気配。そして奇しくも、前週に同冠のコパノリッキーがフェブラリーSを制すという昨年同様の流れ。「ボクは乗ってなかったけど、リッキーが勝って、リチャードが続いて高松宮記念も勝った。今年もそうなるといいね」と再現を狙う。