良血開花の兆し タマモトッププレイが鮮やかに差し切る…関門橋S

3月1日(日)、1回小倉8日目11Rで関門橋ステークス(芝1800m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の7番人気・タマモトッププレイ(牡6、栗東・南井厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.5(重)。

2着には半馬身差で5番人気・コウエイワンマン(牡4、栗東・川村厩舎)、3着には3馬身半差で9番人気・フレイムコード(牝6、栗東・谷厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダノンシンフォニー(牡5、栗東・角居厩舎)は6着に敗れた。

スタート後に6頭ほどがごった返す中、コーナーワークを利してハナを奪ったのはエルカミーノレアル。ダイシンブラック、ブレークビーツ、ショウナンバーキン、プロクリス、メイショウインロウらも固まって向こう正面へ。人気のダノンシンフォニーは中団から前を見る形で、ローゼンケーニッヒが少し離れた最後方でレースを進める。
3コーナーからエルカミーノレアルが早めにスパートし3馬身ほどリードして直線へ。そのまま逃げ込みをはかるが、直線半ばで脚色が一杯になり、代わって馬場の内めからタマモトッププレイが一気に脚を伸ばして先頭。外からコウエイワンマンも襲いかかるが、その追撃を半馬身差振り切ってゴールした。

勝ったタマモトッププレイは兄姉にタマモホットプレイ、タマモナイスプレイ、チャームポット、弟にタマモベストプレイとオープンが4頭いて、いずれも父がフジキセキという厩舎ゆかりの良血。3歳暮れに格上挑戦で準オープンを勝ちながら、その後もどかしい競馬が続いたが、今年初戦に2年ぶりの勝利を挙げると、昇級2戦目で準オープンを再び突破。晴れてきょうだい5頭目のオープン入りを果たした。
馬主はタマモ株式会社、生産者は浦河町の信成牧場。馬名の意味由来は「冠名+最高の試合」。

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タマモトッププレイ
(牡6、栗東・南井厩舎)
父:フジキセキ
母:ホットプレイ
母父:ノーザンテースト
通算成績:32戦5勝

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