【中山記念】牡馬蹴散らす!岩田&ヌーヴォレコルトが重賞V3

3月1日(日)、2回中山2日目11Rで第89回中山記念(G2)(芝1800m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の3番人気・ヌーヴォレコルト(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.3(稍重)。

2着にはクビ差で2番人気・ロゴタイプ(牡5、美浦・田中剛厩舎)、3着には1馬身半差で4番人気・ステファノス(牡4、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたイスラボニータ(牡4、美浦・栗田博厩舎)は5着に敗れた。

ヌーヴォレコルトが好スタート。その外からタイキパーシヴァルがハナに立ち、やや後続を離した逃げを選択する。2番手集団にはロゴタイプやヌーヴォレコルト、イスラボニータら、人気馬が追走。3コーナー手前でペースが上がると、4コーナーでは一気に馬群が凝縮し、直線へ。ロゴタイプが抜け出し、先頭に立ち粘り込みを図る。それに待ったをかけたのはヌーヴォレコルト。内ラチ沿いから徐々に差を詰め、ゴール板手前でクビ差交わしてゴール。見事に牡馬たちを蹴散らした。人気のイスラボニータは道悪が響いたか、直線で伸び切れず5着に終わっている。

勝ったヌーヴォレコルトは昨年のオークス馬で、牝馬三冠では全て3着以内に入る安定感を見せていた。古馬との初対戦となったエリザベス女王杯でも2着に入っており、牝馬では最上位の存在感を発揮。今回は約3ヶ月ぶりのレース、その上初めての牡馬一線級との対戦ともあって、試金石の一戦と位置づけていたが、見事な一発回答となった。今後はヴィクトリアマイルから宝塚記念のローテーションを示唆している。

馬主は原礼子氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「新記録(伊)より」。牝馬による中山記念の制覇は、ユキノサンライズ以来、24年ぶりの偉業となった。

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ヌーヴォレコルト
(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)
父:ハーツクライ
母:オメガスピリット
母父:スピニングワールド
通算成績:10戦5勝
重賞勝利:
14年優駿牝馬(G1)
15年中山記念(G2)
14年ローズS(G2)

ヌーヴォレコルト

ヌーヴォレコルト

ヌーヴォレコルト

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