【チューリップ賞】自己新52秒9!ロカ 課題クリアし出走権獲得へ

4日、チューリップ賞(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。ロカ(牝3、栗東・今野厩舎)はレースでも騎乗するM.デムーロ騎手を背に坂路でジューンロディを追走する形での追い切りとなり、時計は自己ベストとなる4F52.9-38.2-24.8-12.5秒をマーク。初コンタクトとなった鞍上とも息の合ったところを見せ、万全の態勢でレースに挑む。

追い切り後の今野貞一調教師は「ジョッキーにどんな馬かを感じてもらいました。時計、動きともに良かったですし、状態の良さを感じましたね」とニッコリ。それまでのベストタイムを1秒9も更新したことが好調の証。ここ2走は結果を残せていないが、状態が上向きとなれば、逆転の可能性も十分にある。

ここまで3戦を使い、明確な課題も見えてきた。いずれのレースもスタートで出遅れてしまい、後手を踏むシーンが目立っている。指揮官も「ゲートセンスはあんまり良くないので、今回もそこがどう出るか」と慎重な姿勢を見せるが、初コンビを組む名手の手腕でその課題をクリア出来るか。桜花賞出走へ向けて、正念場の一戦を迎えようとしている。