【NHKマイルC】ヤマカツエース 池添兼雄調教師一問一答

5月10日(日)に行われるNHKマイルC(G1)の共同記者会見が栗東トレセンにて行われた。ヤマカツエース(牡3、栗東・池添兼厩舎)を管理する池添兼雄調教師の一問一答は以下の通り。

●この馬の競馬で自ずと結果が出れば

-:前回のレースから振り返っていただきます。激戦でしたが、うまく折り合って脚を使いました。

池添兼雄調教師:そうですね。1600mがどうかと思ったのですが、うまく流れに乗って、直線外に出して伸びてくれましたので、距離も大丈夫かなと思いました。

-:比較的時計のかかる馬場も苦にしませんでしたか?

池:中山の馬場はあまり気にしていませんでしたが、折り合いだけはどうかと思って見ていたのです。

-:たくさんの課題をクリアできたレースになりました。

池:そうですね。距離にしろ、坂のあるコース、折り合い面、うまいことこなしてくれたと思います。

-:今回はまた中3週でのレースになりますが、前回のあとはどう過ごしたのでしょうか?

池:1週間様子を見て、勝ってくれましたので、このNHKマイルCを目標にやってきました。

-:先週も元気一杯、ウッドチップコースを速い時計で調教されました。

池:全体的にはそんなに速くないのですが、終い重点にジョッキーが乗ってやってくれましたので、1週間前の追い切りにしたらちょうどいいのではないかと思いました。

-:それを受けて、直前の今朝の調教もウッドチップコースで大外を回ってきましたが、それはどのあたりを重点に置いたのでしょうか?

池:担当者が最後に馬の状態を見て仕上げてくれますのでね。最後までシッカリやっていたので、幾らか体に余裕があったのかなと思いましたが、今日の動きを見たら、直線の動きは良かったので、これで十分じゃないかと思います。

-:ゆったりとした感じで回ってきて、直線は少し強めに仕掛けましたね。

池:トビが大きい感じの馬ですので、ゆったりというか、時計的には平均より少し速かったのですが、終いまでしっかりやれましたので、いいんじゃないかと思いますけどね。

-:感触としてはもう万全の状態で送り出せますか?

池:そうですね。中3週なのですが、これだけやれるというのは、馬の状態がいいからだと思いますね。

-:今年だけで5戦。しかも激戦をクリアしてきました。かなり経験を積んできたわけですが、いかがですか?

池:キャリアに対してはかなりやってきていますからね。見えない疲れがなければいいですね。

-:去年の6月デビューですから、もうまもなく1年過ごそうとしていますが、デビュー当時から期待が大きかった馬ですか?

池:そうですね。(ヤマカツマリリンの)初仔なのですが、キングカメハメハ産駒ということで、期待はしていました。ずっと(厩舎に)置いていたわけではないですからね。途中で3週間くらいは牧場の方でリフレッシュさせています。ずっと厩舎にいて使いっぱなしということではありませんので。

-:今回は府中の広いコースで1600mです。

池:中京で左回りも経験していますので、その点は心配していないのですが、ただ、折り合いだけというか、この馬の競馬をしてくれたら、自然と結果が付いてきてくれる、そうなればいいかなと思っています。

-:厩舎としては先週300勝を達成して、そして、開業の年のヤマカツスズラン以来のG1がかかりますね。

池:そうなんですよね。なかなかG1は獲れるものではありませんからね。チャンスを生かしたいと思っていますけどね。

-:最後に期待のほどをもうひと言お願いします。

池:順調にここまで来ていますので、あとはこの馬の競馬をしてくれて、自ずと結果が出ればいいかなと思います。

-:いい結果を期待しています。

池:ありがとうございます。応援してください。