【ヴィクトリアM】アルマディヴァン「道中は死んだふりをして」

13日、日曜東京11レース・ヴィクトリアM(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、福島牝馬S6着のアルマディヴァン(牝5、美浦・高橋文厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.7-39.5-26.1-13.2秒をマークした。

【高橋文雅調教師のコメント】
「2走前、前走と条件的には合わないレースでしたが、それなりに結果を出してくれていますし全体的にスキルアップしていると思います。前走に関しては、外を回らされたうえに3コーナー辺りで内からぶつけられたところもありましたが、それでも最後にひと伸びしてくれましたし根性を出してくれましたね。中間の追い切りを3本やって、いつも通りの調整をしてきました。

今日は少し抑え過ぎたかとも思いますが、あまり動かし過ぎても反動がくるのでこれくらいで良いかと思います。東京のマイルは一番良い条件ですし、だいぶ競馬も上手になってきたので力を出せると思います。道中は死んだふりをして最後にこじ開けてくる形が一番良いかもしれませんね。ロスの無い競馬をしたいので、出来れば内枠を引きたいです。馬場は少しくらい悪くなっても気にしませんし、他が苦労するようなら道悪はプラスになると思います。このメンバー相手にどこまで通用するか見てみたいという気持ちです」


前走、福島牝馬S9着のウエスタンメルシー(牝4、美浦・奥村武厩舎)は、内田博幸騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.8-51.1-37.0-12.6秒をマークした。

【奥村武調教師のコメント】
「前走は絶好枠でしたが、逆にそれがアダになってしまった感じでしたね。ずっとスペースが無くて外に出すことが出来ず、可哀想でした。ほとんど走っていなかったので、レース後もすぐに息が入りましたよ。稽古でも切れ味の良い動きをする馬なので、やり過ぎないように気を付けています。

今日は予定より時計が速くなりましたが、それだけ調子が良いんだろうと思います。広い東京コースなら、前走のようにスペースが無くなる心配もありませんし、あとは前が流れてくれればと思います。長い時間を使って末脚を生かす競馬を教えてきましたし、本番でその武器である末脚を出してくれればと思っています。良馬場は絶対条件です」


ウエスタンメルシー

▲良馬場で末脚を生かしたいウエスタンメルシー



前走、福島牝馬S5着のミナレット(牝5、美浦・大和田厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.0-39.9-13.0秒をマークした。

【大和田成調教師のコメント】
「今日の追い切りは、いつも通りリズム重視の内容でした。大きな上積みがあるというわけではありませんが、この馬なりの状態を維持しています。絶対に逃げないといけないというわけではありませんが、前々で競馬をしないと良くないタイプなので前から2列目、3列目くらいから競馬をしてほしいと思っています。スタートがカギになるので、上手に出てほしいですね。1400がベストでマイルは1ハロン長いですけど、東京コースは実績がありますし、持ち味の渋太さが生きるような競馬が出来ればと思っています」

ミナレット