【京王杯スプリングC】古豪サクラゴスペル「ベストの条件」

13日、土曜東京11レース・京王杯SC(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、高松宮記念8着のサクラゴスペル(牡7、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に南芝コースで追われ、5F65.1-48.9-35.3-11.0秒をマークした。

【尾関知人調教師のコメント】
「馬場の悪い坂路で追うと少し疲れが残るのではないかというイメージが若干あったので、今日は芝コースで追い切りました。前半は折り合いを重視して終いを伸ばす形でしたが、動きは良かったです。体も戻ってフックラしてきていますよ。

前走はジョッキーが狙っていたところを隣の馬に張られる感じになりましたし、厳しかったですね。それでも最後はよく伸びていましたし、悲観する内容ではありません。東京の1400は元々ベストの条件ですからね。3年前にこのレースを使ったときは連戦の疲れが残っていましたが、今回はフレッシュな状態で臨めるので楽しみです。あまり暑くならないでほしいですね」

サクラゴスペル


前走、高松宮記念10着のショウナンアチーヴ(牡4、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、5F55.8-40.6-26.7-13.6秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「前走は馬場も悪かったですし、参考外ですね。あまり好不調を表に出さないタイプですが、今日も坂路でそれなりにやれていますし順調にきているので良い感じだと思います。府中の1400は一番競馬がしやすいだろうと思いますし、何とか格好をつけてもらいたいですね」

ショウナンアチーヴ


前走、オーシャンS12着のバクシンテイオー(牡6、美浦・堀厩舎)は、二本柳壮騎手を背に(レースでは田辺裕信騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、4F53.5-38.5-12.6秒をマークした。

【橋本助手のコメント】
「前走は進路があかず力を出せませんでしたが、脚自体はあったと思いますしこのクラスでもやれるメドは立ったと思います。中間は短期放牧を挟みましたが、順調にきています。今日はサラッとやった程度ですが、動き自体は良かったと思います。スムーズな競馬が出来ればやれていいと思っています」

バクシンテイオー

▲素軽い動きを見せたバクシンテイオー(最内)


前走、予定していた阪神牝馬Sを右前肢フレグモーネのため回避したプリンセスメモリー(牝8、美浦・高橋博厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.8-38.3-13.0秒をマークした。

【高橋義博調教師のコメント】
「取消後も腫れの引きは早かったですし、脚元の問題はありません。相変わらず稽古で動いていますし、中間も良い雰囲気できています。暖かくなってきて、ツメの状態も良いですよ。東京の1400は実績がある条件ですからね。前にカベを作って消耗しないように運んで、持ち味である一瞬の切れを生かせればと思っています」