【日本ダービー】サトノラーゼン 池江泰寿調教師一問一答

5月31日(日)に行われるダービー(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。
サトノラーゼン(牡3、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師の一問一答は以下の通り。

●今年もドキドキ、ワクワク

-:いよいよダービーを迎える週になりました。まず、今のお気持ちをお聞かせいただけますか?

池江泰寿調教師:毎年この時期になると緊張しますね。段々レースが近づくに連れて緊張が高まってきました。

-:ドキドキする感じが強まってきていますか?

池:そうですね。ドキドキ、ワクワクしますね。

-:サトノラーゼンは京都新聞杯で最後のチャンスを掴んだ形ですが、あのレースを振り返っていただけますか?

池:状態も非常に良くて、京都の高速馬場を活かした渋太い先行力がこの馬のセールスポイントです。川田くんがこの馬の特性を十分に引き出して、最後のダービーの権利を獲ってくれて本当に嬉しかったですね。

-:札幌のデビューから10カ月になりますが、その間、ここに来て力を付けている点はどういうところでしょうか?

池:札幌から戻ってきまして、ノーザンファームしがらきでリフレッシュ放牧をした時に体がひと回り、ふた回り大きくなりまして、随分実が入ってきました。それから、札幌でも大崩れはしなかったのですが、安定味が出てきて、ずっと強い馬と競馬もしてきましたしね。その馬体の成長というのが大きなポイントだったと思います。

サトノラーゼン

▲陣営の思惑どおりに調整が進んだサトノラーゼン


-:お話にあったように大崩れしない点、強い相手と常に戦ってきた点、キャリアだけではなく、そのあたりも強味かと思います。

池:そうですね。こういう強い馬と揉まれてきたという経験というのは、ダービーという大舞台では絶対にプラスに働くと思います。

-:京都新聞杯から中2週ですが、中間の調整はどんな形だったのでしょうか?

池:今年に入って5回使っていますからね。しかも、中2週ということで。通常、G1でしたら1週前、2週前の追い切りは強めにやるのです。当該週の今日の本追い、しかも半マイルだけサッと馬なりという調整に済ませたのですが、これはもう出来上がっているのでね。微調整程度でと思っておりました。

-:当初の予定通りと考えてよろしいですか?

池:そうですね。京都新聞杯を勝って、ダービーと思っておりましたのでね。青葉賞を選択しなかったのも、短い間で東京を2回輸送するより、近い京都で走らせた方がいいと思って京都新聞杯を選択しましたし、そこでダービーの出走権を得たとしても、当該週は1本だけという調教は京都新聞杯前から決めていました。思惑どおりに来ていますので、非常にフレッシュな状態で出せますね。

●豊富なキャリアと先行力を生かす

-:キャリアを重ねてきていますが、その中で感じられている一番の強みは何でしょうか?

池:崩れないことと、渋太い先行力ではないですかね。

-:未勝利を勝った時もそうですが、前回、前々回と狭いところに入っても全然苦にしない感じに見えました。

池:それも大きなセールスポイント、武器の1つだと思いますね。

サトノラーゼン

▲にこやかな表情で会見に臨む池江泰寿調教師


-:いろいろ、この馬のいい面を出してくれると楽しみなのですが、今回は皐月賞を走ってきた強い相手との対戦になります。そのあたりはどうでしょう?

池:さらに相手は強くなりますが、どこまで皐月賞組に通用するのか、やってみないと分かりませんが、今は楽しみの方が大きいです。

-:明日の枠順次第ですが、どんなレースを現時点で思い描いていらっしゃいますか?

池:願わくば内めの枠で、前々でと思っております。

-:先行策が基本ですか?

池:そうですね。前が残る馬場ですから、そう考えております。

-:ワクワク、ドキドキするダービーが段々近づいています。ファンの皆様にダービーへ向けてのひと言をお願いします。

池:ファンの皆さん同様、私たち関係者もワクワク、ドキドキしながらこの1週間を迎えていますからね。ぜひ競馬場にたくさんの皆さんがお越しになって、生で今年の日本ダービーを応援していただければと思っております。よろしくお願いします。

以下、記者からの個別質問

-:去年の末から休みなく月1ペースで使ってこられていますが、前走からの上積みという点ではどうなのでしょうか?

池:大きい上積みはないと思いますが、上積みをもてるように、緩やかに上昇カーブを描くように、中間あまり時計を出さずやってきました。今週も半マイルだけの追い切りというのは、ダービーにピークを持っていくために描いているローテーションと調教内容ですのでね。

-:上昇曲線を描いていますか?

池:描いています。それは大丈夫です。計画通りですね。