重賞ウイナーの底力 レッドアルヴィスが人気に応えて快勝…欅S

5月30日(土)、2回東京11日目11Rで欅S(ダ1400m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・レッドアルヴィス(牡4、栗東・安田隆厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:23.0(良)。

2着には2馬身差で5番人気・アンズチャン(牝4、美浦・大和田厩舎)、3着にはハナ差で11番人気・キョウエイアシュラ(牡8、栗東・森田厩舎)が続いて入線した。

デザートオアシス、ガンジス、ヒメサクラの激しい先行争いからデザートオアシスがハナへ。人気のレッドアルヴィスはスムーズに流れに乗って好位を追走し、ラヴィアンクレール、マキャヴィティ、ネオザウイナー、タールタン、アメージングタクトらも僅差で続く。
先団が固まって直線に向くが、人気のレッドアルヴィスは持ったままの手応えで先頭へ。戸崎騎手が追い出すとアッという間にその差が広がって2馬身差の快勝。もつれた2着争いは粘るタールタンに内からキョウエイアシュラ、外からアンズチャンが迫り、3頭一団でゴール。アンズチャンがキョウエイアシュラをハナ差抑えて2着に入った。

勝ったレッドアルヴィスは兄にNHKマイルCなど重賞5勝のカレンブラックヒルがいる良血。自身も昨年のユニコーンSを勝っていて、ここはメンバー唯一のJRA重賞ウイナーの底力を見せた格好。次週からのクラス編成で重賞を使うにはやや心許ない獲得賞金だっただけに、非常に大きな1勝となった。

馬主は株式会社東京ホースレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

1着 レッドアルヴィス(戸崎圭騎手)
「久々に乗りましたが、落ち着きがあって返し馬のときから成長を感じていました。自信を持って乗れましたし、道中の手応えも十分で追い出しを待つくらいでした。抜け出してからもしっかり走っていますし、強い内容でした」

2着 アンズチャン(三浦騎手)
「最後も良い脚を使ってくれました。休ませたことで地力が底上げされていますし、昇級戦で力のあるメンバー相手にこれだけやれれば十分ですよ。先が楽しみです」

3着 キョウエイアシュラ(内田博騎手)
「あまりポジションを取りにいかない方が良いようですね。前がやり合っているのを見ながら運んで、直線で前があいてからは勝てるかというくらいの伸びを見せてくれました。よく走っていますよ」

4着 タールタン(吉田豊騎手)
「良い感じで運べましたが、ポジションを取るまでに動かした分、終いは少し甘くなってしまいました」

5着 エアウルフ(M.デムーロ騎手)
「1400は少し忙しいですね。それでも最後は良い脚を使っていますよ」

欅Sの結果・払戻金はコチラ⇒

レッドアルヴィス
(牡4、栗東・安田隆厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:チャールストンハーバー
母父:Grindstone
通算成績:13戦5勝
重賞勝利:
14年ユニコーンS(G3)

レッドアルヴィス

レッドアルヴィス

レッドアルヴィス

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