【岩手ダービー】ロールボヌール10馬身差V!次は古馬と激突へ

日本ダービーの興奮冷めやらぬ中、地方競馬では毎年恒例のダービーウィークに突入。

6月1日(月)には盛岡競馬場で第35回 岩手ダービー・ダイヤモンドカップ(3歳 岩手所属 ダート2000m 1着賞金500万円)が行なわれ、山本聡哉騎手騎乗の1番人気・ロールボヌール(牡3、水沢・千葉幸厩舎)が単勝1.0倍の圧倒的支持に応えて優勝。勝ちタイムは2:08.5(良)。

10馬身差の2着に2番人気・トーホクライデン(牡3、盛岡・櫻田浩厩舎)、3着には半馬身差で3番人気・オテロ(牡3、盛岡・小西重厩舎)が続いて入線した。

ロールボヌールがスピードの違いでハナを奪い、向正面入り口では早くも6馬身ほどのリード。ストライクガール、シーキングザライトと隊列が続くが、オテロ、トーホクライデンらが向正面から進出。しかし4コーナーでは後続が懸命に前を追うのを尻目に、ロールボヌールの手綱はピタリと持ったまま。最後まで馬なりのまま後続との差をさらに引き離し、先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったロールボヌールは近親にワンアンドオンリーやノーリーズンといったJRAでの活躍馬が多数並ぶ血統の持ち主。キャリア3戦目の若駒賞で重賞級の古馬に匹敵するタイムを叩き出したことで一躍話題となり、その後南部駒賞も制し4連勝でNAR最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。

今年は川崎競馬へ籍を移し、南関東クラシックを歩むと見られていたが出走は見送られ、岩手競馬へと再移籍。復帰初戦となったせんまや気仙沼街道まつり賞では59キロの斤量が課されながらも9馬身差の楽勝。そして今回。デビューから無傷の6連勝でダービー制覇を成し遂げた。次走は6月21日(日)に水沢競馬場で行われるみちのく大賞典を視野に調整される見込みで、古馬の初対決に注目が集まる。

ロールボヌール
(牡2、水沢・千葉幸厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:ロスグラシアレス
母父:シンボリクリスエス
通算成績:6戦6勝

ロールボヌール

ロールボヌール

ロールボヌール

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