【安田記念】5枠10番フィエロ未冠返上へ「なんとかタイトルを」

6月7日(日)に行われる第65回 安田記念(G1)の枠順が確定。マイラーズC3着から本番へ挑むフィエロ(牡6、栗東・藤原英厩舎)は5枠10番に入った。

週中の記者会見で藤原英昭調教師が「競馬がしやすい真ん中の枠が当たれば一番理想的でしょう」と話していたが、引き当てたのは希望通りといえる5枠10番。もちろん「真ん中で偶数番号。言うことない枠だよ」と藤原調教助手は満面の笑みだ。

安田記念は2年連続の参戦。昨年はスタートで後手を踏んだこともあって、8着と崩れてしまったが、厩舎が時間をかけて大切に育ててきたことが奏功して、秋のマイルCSではダノンシャークにハナ差2着。暮れの香港マイルでも6着と健闘し、期待通りの成長を遂げてきた。ただし、意外にも手にした重賞タイトルはゼロ。母の兄にG1を7連勝した名馬・ロックオブジブラルタルがいる血統から、将来的に種牡馬となる可能性は高いが、そこに重賞タイトル、ましてG1となれば、その価値は一気に跳ね上がる。

「雨も少しくらいなら問題ない。金曜もゆったりとリラックスして走ってたし、追った後も順調だね。ここまで思い通りにこられた。なんとかタイトルを獲りたいね」と同助手。未完の大器が待望のタイトル奪取となるか。運も味方に自らの価値を高める決戦へ挑む。

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