復調本物!! 8歳キョウエイアシュラが鮮やか差し切り…アハルテケS

6月13日(土)、3回東京3日目11RでアハルテケS(ダ1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の10番人気・キョウエイアシュラ(牡8、栗東・森田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.8(良)。

2着には半馬身差で5番人気・ベルゲンクライ(牡5、美浦・高橋文厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・アドマイヤロイヤル(牡8、栗東・橋田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたサウンドトゥルー(セ5、美浦・高木登厩舎)は7着に敗れた。

サウンドトゥルーが行き脚付かずに最後方から。アスコットシチーが敢然とハナを切り、サトノプライマシー、ジョヴァンニ、タイセイファントムが好位を形成。メイケイペガスター、クラシカルノヴァ、アドマイヤロイヤルも差がなく続く。
レースを引っ張ったアスコットシチーは直線半ばまで踏ん張るも、残り200mでタイセイファントムとアドマイヤロイヤルが先頭へ。手応え抜群のアドマイヤロイヤルが満を持して追い出し、突き放そうとするが、外から伸びてきたキョウエイアシュラが内の馬をまとめて飲み込んでゴール。一緒に追い込んできたベルゲンクライがアドマイヤロイヤルを交わして2着に入り、1番人気のサウンドトゥルーは伸びを欠いて7着に終わった。

勝ったキョウエイアシュラは昨年9月の交流重賞オーバルスプリント以来の勝利。今年に入って大敗が続いていたが、前走の欅Sで3着と復調の兆しを見せ、今回はオーバルスプリント以来のコンビとなった戸崎騎手が絶妙のスパートで復活Vへ導いた。

馬主は田中晴夫氏、生産者は新ひだか町の藤沢牧場。馬名の意味由来は「冠名+阿修羅。仏教の守護神」。

1着 キョウエイアシュラ(戸崎圭騎手)
「元々競馬が上手な馬ですし、ここでどれだけやれるかと思っていましたが、終始上手く運べましたし最後も良い脚を使ってくれました」

2着 ベルゲンクライ(吉田豊騎手)
「芝スタートでしたし、ゲートを出なければ最後方から運んでもいいかと思っていましたが、ある程度出てくれて自分から走っていたので良い位置から運べました。上手く捌けたので何とかしたかったんですが…。以前と比べて硬さはなくなっていましたが、力強さでは物足りない感じがしました。以前が太かったにしろ、ここのところ体が減っていた影響もあるのか、以前ほど追ってからグイグイ伸びる感じではありませんでした」

3着 アドマイヤロイヤル(橋田調教師)
「乗り役は上手に乗ってくれましたが、最後は気を抜くところがありますからね。その分、なかなか勝ち切れません」

4着 ナリタハリケーン(田中勝騎手)
「前半は行き脚がつきませんでしたが、最後はジワジワと脚を使ってくれました。今日の感じならオープンでもやれそうです」

5着 タイセイファントム(内田博騎手)
「よく頑張っていますけど、上位陣とは決め手の差が出ましたね。ベストは1400ですが、1600も守備範囲です」

7着 サウンドトゥルー(大野騎手)
「勝負どころでは良い格好で回って来られましたが、この馬にしては珍しく最後は脚色が一緒になってしまいました。自分のリズムを守って運んだ方が良いのかもしれません」

アハルテケSの結果・払戻金はコチラ⇒

キョウエイアシュラ
(牡8、栗東・森田厩舎)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:サンシャワーキッス
母父:アンバーシヤダイ
通算成績:50戦6勝
重賞勝利:
14年オーバルスプリント(Jpn3)

キョウエイアシュラ

キョウエイアシュラ

キョウエイアシュラ

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