【3回東京】ブランシェクール…小平奈由木の注目新馬レポート

ブランシェクール
(牝2、美浦・高柳厩舎)
父:ダイワメジャー
母:モンプティクール
母父:クロフネ

同馬もダイワメジャーが送る注目株。母モンプティクール(その父クロフネ)はダート短距離で3勝をマークした。同馬の半兄にヴレクール(現2勝)。ココパシオン(シェーヌ賞)やリトルオードリー(4歳牝馬特別、オークスを3着)は叔母にあたる。キャロットクラブの所属。募集総額は1800万円だった。

ノーザンファーム空港で丹念に15-15を消化したうえ、5月2日、美浦に入厩した。15日のゲート試験をパス。この時期の牝としては豊富な体力を誇り、余力たっぷりに動けている。併せ馬では年長相手にきちっと先着。センスの良さが伝わってくる。

6月21日(日)、東京のダート1400mにスタンバイ。戸崎圭太騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。