昨年の名古屋大賞典を制したダノンカモンが引退 乗馬へ

昨年の交流重賞・名古屋大賞典(Jpn3)など9勝を挙げたダノンカモン(牡9、栗東・池江寿厩舎)が、6月17日(水)付けで競走馬登録を抹消された。

ダノンカモンは2008年9月にデビューし、新馬、いちょうSと芝のマイル戦で2連勝。その後オープンでは苦戦が続き、転機となったのが降級して初めて挑んだダート戦。3歳秋の秋嶺Sから6歳のフェブラリーSまで実に21戦連続で掲示板を確保。その中にはオープン特別3勝のほか、交流G1の南部杯など5回の重賞2着があって、1400~1600mで抜群の安定感を示した。
念願の初タイトルは8歳となった昨年の名古屋大賞典。9歳となった今年も佐賀記念で3着と奮戦していたが、その後の3戦が見せ場なく完敗。13日のアハルテケS11着が現役最後のレースとなった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定。

馬主はダノックス、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+真っ先にゴールに飛び込んでくることを期待して」。JRA通算獲得賞金額は3億3305万円(付加賞含む)。地方通算獲得賞金は4269万円。

ダノンカモン
(牡9、栗東・池江寿厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:シンコウエンジェル
母父:Ogygian
通算成績:51戦9勝(うち地方6戦1勝)
重賞勝利:
14年名古屋大賞典(Jpn3)

ダノンカモン

▲8歳にして悲願の重賞初Vとなった名古屋大賞典