昨年2着から前進! バーバラがOP特別初V…バーデンバーデンC

7月19日(日)、2回福島6日目11RでバーデンバーデンC(芝1200m)が行なわれ、石川裕紀人騎手騎乗の5番人気・バーバラ(牝6、栗東・小崎厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着には1馬身1/4差で9番人気・コウヨウアレス(牡6、美浦・古賀慎厩舎)、3着には半馬身差で4番人気・サクラレグナム(牡6、美浦・金成厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたカハラビスティー(牝6、美浦・伊藤大厩舎)は8着に敗れた。

ニザエモンが好スタート好ダッシュでハナを奪うと、レオンビスティー、カハラビスティー、コウヨウアレスも押して前を主張。それを見るようにバーバラ、サクラレグナム、ワキノブレイブが追走。淀みない流れでニザエモン、コウヨウアレスの2頭が並んで直線へ入る。
手応え抜群で抜けだした2頭の一騎打ちかと思われたが、その後方で脚を溜めていたバーバラが鋭い脚を見せ、ゴール50m手前で2頭を捕らえて優勝。前で粘り込みをはかったコウヨウアレスが2着、バーバラの後方に位置していたサクラレグナムは直線伸びを見せるも、わずか届かずの3着。

勝ったバーバラは昨年のこのレース2着と相性のいいレースで復活を告げる勝利。未勝利勝ち後、怒涛の4連勝や2年前の夏には準オープンを勝った後、北九州記念3着など、勢いが付くと怖いタイプで、次走も要注目となる。

馬主は株式会社ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン、生産者は新ひだか町のキヨタケ牧場。馬名の意味由来は「ドイツのジャズオルガン奏者名より。母名より連想」。

1着 バーバラ(石川騎手)
「初めて乗りましたが、さすがと思わせる内容でした。テンションが高かったのですが、ゲート裏では落ち着きましたよ。流れも良く、4コーナーの手応えは抜群。最後にギアが上がり、しっかり伸びてくれましたね。得意のコースですし、ハンデも味方しました。ブリンカーも利いていたと思います」

(小崎憲調教師)
「いい位置で運べましたね。ジョッキーがうまく乗ってくれました。夏はいい馬。間隔を開けたいので、次走は未定ですが、状態次第でアイビスサマーダッシュへの参戦も考えたい。6歳ですので、今年で繁殖入りする予定です。がんばってほしいですよ」

2着 コウヨウアレス(北村宏騎手)
「スムーズに運べた。抜け出すところまでいかなかったけど、最近の成績を考えれば、よくがんばったと思う」

3着 サクラレグナム(戸崎騎手)
「がんばりました。展開次第でチャンスがある。レースが上手。芝もダートもこなせますしね」

4着 ショウナンアチーヴ(蛯名騎手)
「脚は使っているけど、本来ならバキューンと伸びないと。物足りないよ。いけると思ったので、外を回った。コースロスを避けたほうが良かったかもしれない。なんとか対処しているが、福島の1200m向きではないね」

5着 ニザエモン(柴田善騎手)
「自分の競馬はできた。すんなり行ければ渋太いよ。よくがんばったし、うまくいったほうだと思うよ」

6着 メイショウツガル(津村騎手)
「前残りになってしまいましたからね。よくがんばっているのですが」

7着 アミカブルナンバー(内田博騎手)
「1200mは短い。内枠も災いした。最後は脚を使っているんだけどね」

10着 ドレッドノート(石橋脩騎手)
「悪いかたちになりました。前に入られ、狭くなりました」

バーデンバーデンCの結果・払戻金はコチラ⇒

バーバラ
(牝6、栗東・小崎厩舎)
父:ディープインパクト
母:ディキシーランドジェム
母父:Dixieland Band
通算成績:20戦6勝

バーバラ

バーバラ

バーバラ


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。