【POG】ココファンタジアら日曜中京トレセン直送トーク

●7月26日(日) 3回中京8日目5R 2歳新馬(芝1600m)

新種牡馬ヴィクトワールピサ産駒のアグネスフェアリー (牝2、栗東・長浜厩舎)は祖母の弟にアグネスタキオン、フライトの兄弟、そこからフローラ、レディーへと遡る厩舎ゆかりの血統。追い切りは浜中俊騎手を背にCWコースで6F84.8-67.5-52.0-38.3-11.9秒をマークした。

坂本調教助手は「今週の併せ馬は3頭併せの大外から11秒台で抜け出していった。そう、追って良さそうなタイプだよ。姉兄はダートで勝ってるけど、走りからは芝でもやれると思う」と瞬発力に期待を寄せる。

ココファンタジア(牝2、栗東・友道厩舎)は昨年の富士Sを勝ち、今年の香港・クイーンエリザベス2世Cで2着に入ったステファノスの妹。父はステイゴールドに替わっている。最終追い切りはCWコースでZ.パートン騎手が跨がり一杯に追われ、6F79.9-64.1-50.8-37.2-12.4秒を計時。

「小柄でもいい馬体だよ。筋肉質でしっかりしてる。両親(父ステイゴールド、母ココシュニック)の特徴が出ていると思う。追い切りもよく動けてるし、気性的にも素直だよ」と友道調教師は手応え十分のコメント。ひと追い毎に素軽さが増してきた。

フロムマイハート(牝2、栗東・宮本厩舎)は際だった大物こそ出ていないものの、仔出しの良さで今日の「マイネル軍団」の基礎を築き上げた底力がある牝系出身。追い切りでは高倉稜騎手を背にハードに追われ、4F52.8-38.5-25.4-12.9秒を叩き出している。

宮本調教師は「母に似たピッチ走法でいいスピードをしてるよ。430キロ台と小柄だけど、しっかりした馬だよ。今週の坂路もいい動きをしてたし、初戦から期待できそう」とニッコリ。1つ上の姉ホープフルデイズはデビュー戦で2着に入っている。

雄大な馬体が目を引くワンソックワンダー(牡2、栗東・吉村厩舎)は好調C.ルメール騎手を配しての初陣。追い切りでは先週、今週とCWコースで豪快に先着を果たし、一杯に追われた今週のタイムは6F83.1-65.9-51.2-37.3-11.9秒。

吉村調教師も「550キロの大型馬だけど、入厩後の調整は順調そのものでうまく仕上がってきました。大型馬特有の重苦しさもないし、鞍上の指示にも素直。力のいる今の中京の馬場も合うんじゃないかな」と新馬勝ちに意欲十分の様子。