【POG】名門牝系リボンドグレープスが押し切り…中山新馬

10月4日(日)、4回中山9日目4Rで2歳新馬(芝1200m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・リボンドグレープス(牝2、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.4(良)。

2着には3/4馬身差で8番人気・チタンクレバー(牝2、美浦・高橋文厩舎)、3着には1馬身半差で2番人気・メンデンホール(牝2、美浦・小島太厩舎)が続いて入線した。

断然の1番人気に支持されたリボンドグレープスが飛び上がるようなスタートで後方から。好発を決めたシゲルメジロの内をノーブルオーロラが二の脚を利かせてハナを切り、マグリット、チタンクレバー、シモーヌが追走。その外からリボンドグレープスがグングン加速して一気にハナを奪い、それをチタンクレバーがピッタリとマーク。馬群は縦長となり、人気の一方メンデンホールも中団の外から徐々に先団へ取り付いていく。
4コーナーでは前と後ろの馬群が分かれ、リボンドグレープスが先頭で直線へ。好位まで上がってきたメンデンホールとチタンクレバーが懸命に前を追うが、坂を上がってリボンドグレープスがもうひと伸び。チタンクレバーの追撃を振り切ってトップでゴールした。

勝ったリボンドグレープスは祖母の妹にダイワメジャー、ダイワスカーレットの母スカーレットブーケがいる血統で、一族にはヴァーミリアン、ダイワファルコン、ソリタリーキングら重賞ウイナーが数多くいる名門牝系。今年5月の千葉サラブレッドセールにて1944万円で落札され、そのスピードに注目されていたが、期待通りの速さを見せてデビュー戦を飾った。

馬主は木下博氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「リボンのついた葡萄」。

1着 リボンドグレープス(M・デムーロ騎手)
「外枠で良かった。スタートは外へ逃げ、大きくジャンプ。それでも、スピードの違いで押し切れたよ。元気一杯。ほんと走るね。距離はマイルくらいでもやれると思う」

2着 チタンクレバー(吉田豊騎手)
「稽古で1回、跨っただけでも、いいスピードを感じていた。ただ、まだ操作がわかっていないところがある。それでも、これだけ走れたし、経験を積めば良くなるよ」

3着 メンデンホール(四位騎手)
「まだ子供だね。道中はふらふらしいた。でも、思ったより進んでいけたし、使ったら変わるよ」

6着 シゲルメジロ(丸田騎手)
「スムーズさを欠き、能力を出し切れなかったですよ。位置取りを下げても上手に走れ、次につながる競馬はできました」

14着 スーパーエメラルド(大野騎手)
「初めての競馬に気を遣っていました。終始、スピードに乗れなくて」

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リボンドグレープス
(牝2、美浦・堀厩舎)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:スペシャルリボン
母父:スペシャルウィーク

リボンドグレープス

リボンドグレープス

リボンドグレープス

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