【毎日王冠】安田記念2着ヴァンセンヌ「距離は心配していない」

7日、日曜東京11レース・毎日王冠(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、安田記念2着のヴァンセンヌ(牡6、栗東・松永幹厩舎)は、助手が騎乗して坂路で古馬500万のカレングラスジョーと併せ馬。パートナーが早々に脱落してしまい、単走のような形となったが、4F52.6-38.3-25.1-12.8秒のタイムでラストまでシッカリと負荷をかけられた。

松永幹夫調教師は「早めに抜け出した分、少し上がりがかかっちゃいましたね」と苦笑いも、「前走(安田記念)が最高にいい状態だったけど、今回も悪くはないですよ。少し乗り難しさがある馬ですが、次の天皇賞へつながる競馬をしたい。スタミナはある馬なので、距離は心配していませんよ。東京コースも合っていますから」と自信のコメント。母子2代G1制覇へ注目の秋初戦となる。


前走、安田記念10着のダノンシャーク(牡7、栗東・大久龍厩舎)は、坂路で岩田康誠騎手を背に古馬500万のブルミラコロを1秒1追走。楽にパートナーに並びかけると、鞍上が手綱を動かすことなく半馬身先着してゴール。

「調整程度の追い切りだけど、先週より動きも良くなっていたし、無理せずにこれだけの時計で動けたからね。1800mは大丈夫、あとはレースでどれだけはじけるかだけど、格好はつけられると思う」と岩田騎手。昨秋のマイルCSで待望のビッグタイトルを手にしたが、今年に入っての2走は5、10着と消化不良に終わってしまった。王座奪回へ力の入る一戦となりそうだ。