【POG】積極策が実りクィーンズベストが逃げ切りV…東京新馬

10月11日(日)、4回東京2日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気・クィーンズベスト(牝2、栗東・大久龍厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:04.5(稍重)。

2着には3/4馬身差で1番人気・ウムブルフ(牡2、美浦・堀厩舎)、3着には1馬身1/4差で7番人気・ジャガンツ(牡2、美浦・久保田厩舎)が続いて入線した。

ステイパーシストが大きく出遅れて最後方から。クィーンズベストが積極果敢にハナを奪い、ジャガンツ、ウムブルフがガッチリとマーク。少し間隔が開いてアメンボ、フサリア、ミラフィーリア、メゾンリーが続き、出遅れたステイパーシストは内から徐々にポジションを挽回していく。
残り800mあたりからペースが上がると馬群は凝縮。クィーンズベストとジャガンツが並ぶように直線へ入るとウムブルフも負けじと2頭に食らい付く。クィーンズベストが直線半ばでもうひと伸びすると、ジャガンツは後退。ウムブルフが懸命に追うが、差はなかなか詰まらず、クィーンズベストが逃げ切って新馬勝ちを決めた。

勝ったクィーンズベストは2013年のセレクトセールにて2310万円で落札。母の弟に重賞2勝のマーティンボロ、近親にヴィルシーナ、ダノンシャンティといったG1ホースがいる母系で、ワークフォース産駒はこの世代5頭目の勝ち上がりとなった。

馬主は林正道氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「女王様のお気に入り」。

1着 クィーンズベスト(岩田騎手)
「追い切りでも乗って良い感触を掴んでいましたし、好勝負できるだろうと思っていました。逃げる形になりましたが、冷静に直線に向けました。遊んでいるところがあったので早く他馬に来てほしかったですけど、なかなか来ませんでした。それでもよく凌いでくれました。調教でもかかりませんが、これからレースを使っていってかからないかどうかが課題になってくると思います。光るものをもっていますし、今後が楽しみです」

2着 ウムブルフ(ルメール騎手)
「よく頑張っていますが、ペースが遅くて勝ち馬に有利な展開でした。折り合いも問題なく走れました」

3着 ジャガンツ(久保田調教師)
「勝ち馬の後ろにつけてスムーズに先行して、良い形の競馬が出来たと思います。大型馬で、まだ良化途上の段階で使わせてもらいましたが、それでこれだけやれましたし今後のメドが立つ内容だったと思います」

4着 メゾンリー(北村宏騎手)
「スタートは上手に出てくれました。直線の坂を上がるときに、ヨレながら少し苦労しましたね。それでもよく食らいついています。まだ芯が弱いところがありますけど、少しずつしっかりしてくればと思います」

5着 ウインガーネット(三浦騎手)
「前残りのながれでしたが、終いはしっかり伸びました。追ってからも反応してくれましたし、これからもっと良くなりそうです」

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クィーンズベスト
(牝2、栗東・大久龍厩舎)
父:ワークフォース
母:ラスティングソング
母父:フジキセキ

クィーンズベスト

クィーンズベスト

クィーンズベスト

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