【POG】カミノタサハラの全妹ラベンダーヴァレイ快勝…東京新馬

10月12日(月)、4回東京3日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・ラベンダーヴァレイ(牝2、栗東・藤原英厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:36.6(良)。

2着にはクビ差で4番人気・シーブリーズラブ(牝2、美浦・池上和厩舎)、3着には2馬身半差で3番人気・パステルモーブ(牝2、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。

まず飛び出したのはパステルモーブ。ブラックウィンダム、レーヌユニヴェールが続いて、前から5、6番手にラベンダーヴァレイ、フルーキーの半弟にあたるシーブリーズラブは中団からの追走で、やや縦長を形成し先頭はパステルモーブのまま直線へ。
パステルモーブが後続を引き離しにかかり、番手に構えていた2頭は後退。変わってラベンダーヴァレイが持ったままの状態でポジションを上げ、外からシーブリーズラブが追いすがる形。残り1F付近でラベンダーヴァレイが先頭を捕らえると、そこから追い始め、シーブリーズラブの追撃抑え、新馬勝ちを決めた。2着には、勝ち馬に劣るも、鋭し差し脚を見せたシーブリーズラブが入った。

勝ったラベンダーヴァレイは弥生賞を勝ったカミノタサハラの全妹にあたり、母クロウキャニオンの仔はここまで7頭がデビューしているが、いずれも金子真人HDの所有馬で、兄姉はすべて勝ち上がっている。この勝利により、父ディープインパクトの産駒は史上最速となる通算1000勝を達成した。

馬主は金子真人ホールディングス株式会社、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ラベンダーの咲く谷」。

1着 ラベンダーヴァレイ(戸崎圭騎手)
「反応も良かったですし、センスの良い馬です。素質が高いですし、距離が延びてもやれると思います」

2着 シーブリーズラブ(木幡初騎手)
「こちらは一生懸命走っていますが、勝ち馬は遊び遊び走っていましたからね。今日は相手が一枚上でしたが、この馬もセンスが良いですよ。まだ芯が入り切っていない感じがしますし、これから良くなってくる雰囲気があります」

3着 パステルモーブ(石川騎手)
「調教に乗って、切れる感じではないことは分かっていました。結果的にペースを落とし過ぎたかもしれませんね。今日はスピードの違いでハナに行きましたが、いろいろ試せそうな感じがしますし将来性を感じる馬です。距離はもう少しあっても良さそうです」

4着 モリトタイキ(吉田隼騎手)
「スタートしてからも馬が鳴いていましたし、道中もフワフワしていましたが、良い意味での遊びがあります。終いも脚を使ってくれましたし、能力があることは分かりました。このまま順調にいってくれればと思います」

5着 キャニオンロード(北村宏騎手)
「ゲートの中でちゃんと立っていましたが、反応が遅くて半馬身くらい立ち遅れました。両サイドから挟まれてブレーキをかけたことで、馬が驚いてしまいましたね。それでもペースが遅かったので、すぐ馬群に取りつくことが出来ました。直線でも進路はあいていましたが、沈み込むような感じの走りになりませんでした。調教の動きが良かったので期待していましたが…。これから変わってくると思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

ラベンダーヴァレイ
(牝2、栗東・藤原英厩舎)
父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ

ラベンダーヴァレイ

ラベンダーヴァレイ

ラベンダーヴァレイ


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