【菊花賞】競り合う形になれば侮れないジュンツバサ

21日、日曜京都11レース・菊花賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、セントライト記念3着のジュンツバサ(牡3、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.1-53.9-39.0-13.9秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「前走を使ってからも順調です。少しテンションが高くなっているところがあるので、今日の追い切りは70-40くらいで十分だろうと思っていました。予定通りの追い切りが出来たと思います。元々能力が高いことは十分わかっていましたが、成長に時間がかかるタイプだったので、正直菊花賞を意識していたわけではありませんでした。オーナーのご理解を得ながら馬の成長に合わせてゆっくりやってきて、菊花賞に使えることになったという感じです。

競ったときに負けん気が強い、強い気持ちを持っているのがこの馬の良いところです。菊花賞でも、最後に競り合う形になれば負けないのではないかと思っています。テンションが高くて気の強いところがありますし、道中リラックスして最後に爆発させてもらいたいですね。ジョッキーには調教でも乗ってもらっていますし、この馬のことをよく分かってくれているので、馬と息を合わせて競馬をしてほしいと思っています。

ゲート面のことを考えると、何とか偶数枠が欲しいですね。このレースを勝つことは大事ですけど、まだ成長途上でこれからの馬なので次に繋がる競馬をしてもらいたいです」

【石橋脩騎手のコメント】
「前走で初めて乗せてもらいましたが、レース前の調教には2回乗りました。追い切りで合図を送ったときの反応と動きがすごく良かったので、とにかく良い馬だなと感じましたし、上手く立ち回ればチャンスがあるなと思っていました。前走は相手も揃っていましたし、外々を回るよりも内を上手く立ち回るレースをしようと思っていました。狭いところも割ってこれると聞いていましたし、前が上手くあいてくれればというレースがしたいと思っていました。枠も内で良いところが当たりましたし、スタートも出てくれて上手く流れに乗ってレースが出来たと思います。

聞いていた通り、内のかなり狭いところにもグッと入っていきましたし、前の馬を抜かそうという気持ちもあったので、まだあれが限界ではないなと感じました。競馬のあとに普通の調教に1回乗せていただきましたが、更に引き締まったというか、雰囲気が良かったですね。まだキャリアも浅い馬ですし、これからもっと良くなりそうなので、良いレースをしてほしいですね。折り合いは当日のテンションもあるでしょうけど、そこまで気にはしていませんし大丈夫だと思います。距離に関しては、やってみないと分からないところはありますね。上手にロスなく運びたいなと思っています」

ジュンツバサ

ジュンツバサ