【BCターフ】愛国・ファウンドが好位抜け出し優勝 Gホーンは2着

10月31日(土)、アメリカ・キーンランド競馬場でBCターフ(3歳上、1着賞金165万USドル、芝2400m)が行われ、R.ムーア騎手騎乗のファウンド(牝3、愛・A.オブライエン厩舎)が優勝。
2着には半馬身差でゴールデンホーン(牡3、英・J.ゴスデン厩舎)、3着には3/4馬身差でビッグブルーキトゥン(牡7、C.ブラウン厩舎)が続いて入線した。

まず先に行われたのはBCターフ。今年の凱旋門賞を勝利したゴールデンボーンが出走。向こう正面からホームストレッチを通る本コース。抜群のスタートを切ったのはシャイニングカッパー。そのまま豪快な大逃げを演じ10馬身以上差をつけて、2番手にケージファイター、2馬身空けてゴールデンホーン、そこから馬群は一団となって、ザピッツァマン、トワイライトエクリプス、ファウンドと続き、ビッグブルーキトゥンは後方3番手からの追走。ホームストレッチ前を通る頃には先頭のシャイニングカッパーと後続とでは20馬身以上の差が開き向こう正面へ。
3コーナー手前で3番手に付けていたゴールデンホーンが前を交わし、単独の2番手に立つと、先頭のシャイニングカッパーを捕らえに行く。直線入り口で先頭を捕らえるとそのまま抜け出しを図るが、すぐ後方まで付けていたファウンドが馬体を併せて叩き合いの展開に。お互いに譲らない争いも、残り50m付近で更に一伸びしたファウンドが半馬身前出たところがゴール。史上初となる凱旋門賞とBCの両制覇に期待が掛かったゴールデンホーンは惜しくも2着に敗れた。尚、同馬は本レースを最後に引退を予定していることが発表されている。

勝ったファウンドはG1・2勝目で重賞3勝目。牝馬による同レース制覇は24年ぶりの快挙となる。馬主はクールモアグループ

ファウンド(Found)
(牝3、愛・A.オブライエン厩舎)
父:Galileo
母:Red Evie
通算勝利:
11戦4勝
重賞勝利:
15年BCターフ(米・G1)
14年マルセルブサック賞(仏・G1)
15年ロイヤルウィップS(愛・G3)

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