【香港ヴァーズ】ハイランドリールがラストランV!トーセンバジル3着、キセキ9着

ハイランドリール

12月10日(日)、香港のシャティン競馬場で第24回 香港ヴァーズ(G1)(3歳上 4R 定量 1着賞金:1026万香港ドル 12頭立 芝2400m)が行われ、日本からミルコ・デムーロ騎手騎乗のキセキ(牡3、栗東・角居厩舎)とジョアン・モレイラ騎手トーセンバジル(牡5、栗東・藤原英厩舎)が出走した。

勝ったのはライアン・ムーア騎手の1番人気ハイランドリール(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)。道中は2番手を進み、直線の入口でタリスマニックにかわされたが、再び並んで差し返した。2着は1馬身3/4差で3番人気のタリスマニック(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)、3着は2馬身半差で4番人気のトーセンバジルが入線した。キセキは最後方から向正面で一気に追い上げたが、直線で伸びを欠き9着に敗れた。

ハイランドリールはこれが引退レース。香港ヴァーズは2015年以来2度目の制覇。G1通算7勝目で花道を飾った。

3着 トーセンバジル(藤原英調教師)
「前の2頭が世界ナンバー1、ナンバー2くらいの馬だから、そういい意味では自信を持っていい。ゲートだけ注意して、あのポジションは予想通り。強い2頭を見ながら終い来るか来ないかの勝負だった。その勝負にちょっと力不足があったけど、(モレイラ騎手は)『恥じることはない』と言っていた。来年もぜひ乗せてほしいと言っていたよ」

(J.モレイラ騎手)
「4コーナーでもう少しチャレンジしたかったですが、1、2着馬が強かったです。それでも今日は素晴らしい走りを見せてくれました」

9着 キセキ(角居調教師)
「レース後、デムーロ騎手とまだ話ができていないのでハッキリとした敗因はわかりませんが、見えない疲れがあったのかもしれません」

(M.デムーロ騎手)
「スタートが速くなく、ペースが遅かったので、もう少し前へ行きたかったです。3、4コーナーでいい位置に行けたと思いましたが、直線ではファイトがなくて自分で止まってしまいました」

  • ハイランドリール
  • (牡5、愛・A.オブライエン厩舎)
  • 父:ガリレオ
  • 母:ヘーゲル
  • 母父:デインヒル
  • 通算成績:27戦10勝
  • G1勝利:
  • 15、17年香港ヴァーズ(G1)
  • 17年プリンスオブウェールズC(G1)
  • 17年コロネーションC(G1)
  • 16年キングジョージ6世(G1)
  • 16年BCターフ(G1)
  • 15年セクレタリアトS(G1)

ハイランドリール
トーセンバジル

3着に入ったトーセンバジル

キセキ

9着に敗れたキセキ

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