ディープインパクト産駒が上位独占、キャンディバローズが決める!

キャンディバローズ

15年11月7日(土)5回京都1日目11R 第20回ファンタジーS(G3)(芝外1400m)

キャンディバローズ
(牝2、栗東・矢作厩舎)
父:ディープインパクト
母:アフレタータ
母父:タイキシャトル

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メジェルダが単騎逃げを打つ。前半3ハロンを35.4とかなり遅い流れを造る。その3番手、前に馬を置く形で納まったのがキャンディバローズ。内ラチをついて伸びる1番人気ブランボヌール。大外を差してくるワントゥワン。しかし前へ行った2頭が強かった。メイショウスイヅキが差してはきても、前の5頭にも追いつき様もない6着。完全に先行馬ペースで折り合ったディープインパクト産駒の競馬であった…。


PVを何度も観て気が付くのが、ルメールJの好騎乗であろう。まずスタートを決めた。そこからジワっと内へ入って行く。そして前にいる浜中Jタガノヴィアレーの真後ろとなる。これで折り合いもピッタリで距離のロスもない。前に行った馬ばかりが電光掲示板に乗る。5頭のうち4頭がそうであ。ただ1頭だけ後ろから外を追いこんできたのが、ワントゥワン。メンバー最速の上がり33.1を使って来ても届かないのである。メジェルダの単騎逃げとなったものだが、前半3Fを35.4とこれ以上は遅くできない絶妙のペースで逃げる四位J函館2歳Sとか見ていると行きたがる馬のイメージだった。ここまで折り合って先行させていくとは思えなかったのも事実。

直線で最内を突くブランボヌール。しかし前にいるメジェルダが抜かせない。僅かに外のキャンディバローズに頭差屈したけれども、立派のひと言だ。それにしてもメイショウスイヅキは脚質からも、外々を廻らるを得ない流れ。前の5頭に追いつかない脚色であった。
上位4頭が全てディープインパクト産駒。そして上位3頭が函館と札幌の北海道シリーズで走った組である。勝ったキャンディバローズは、札幌の1500芝をレコードで勝った馬。決め手があるのは知っていたが、ここまで強い競馬で勝つとは。やっぱり『北組は強し!』の思いであった。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。