【フィリーズR】初コンビで巻き返すキャンディ「バネの利いた良い走り」

9日、フィリーズレビュー(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年のファンタジーSの覇者キャンディバローズ(牝3、栗東・矢作厩舎)は、武豊騎手を背に坂路での追い切り。同レースに出走予定のライディングハイを0.3秒追走する形で、4F52.4-38.1-24.8-12.1秒をマーク。しまいは強めに追われ、僚馬に0.2秒先着した。

初コンビとなる武豊騎手は「初めて乗りましたが、いい動きでしたね。小柄でもバネの利いたいい走りをしますね」と、重賞勝ち馬の走りに高評価。藤田助手も「けさはジョッキーに感触を確かめてもらいました。休ませたことで元気もいいし、馬の雰囲気はすごくいいですよ」と今回の状態には太鼓判を押す。「実績のある距離になりますし、うまく脚をためて運べるようならいいですね」と、大舞台に向けて得意の距離で弾みをつけたい格好だ。


前走、阪神JFでは15着と大きく敗れてしまったウインミレーユ(牝3、栗東・梅田智厩舎)。助手を背に坂路で一杯に追われ、4F52.7-38.6-24.6-12.3秒をマークし、巻き返しを狙う。

昨年はアクシデントもあり、思い通りの調整ができない場面もあった。管理する梅田智之調教師は「ここを目標にしてきたし、このひと追いで態勢も整いそうだね。暮れは中間調教で落馬したり、出遅れたり。参考外のところはあるから。今回は順調そのもの」と、今回は仕切り直しの一戦となる。「新馬勝ちしてるぐらいだし、休み明けはそう苦にしないと思う。うまく折り合って脚をためていきたい」と話した。