【東スポ杯2歳S】父譲りの瞬発力でスマートオーディンが重賞初制覇

11月23日(月)、5回東京7日目11Rで第20回東京スポーツ杯2歳S(G3)(芝1800m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の4番人気・スマートオーディン(牡2、栗東・松田国厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.5(良)。

2着には1馬身差で2番人気・プロディガルサン(牡2、美浦・国枝厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・マイネルラフレシア(牡2、美浦・高橋裕厩舎)が続いて入線した。

スタートが注目されたロスカボスは、スムーズにゲートを出て好位へ。先手を打ったのは最内のマイネルラフレシアでキラージョー、アグレアーブル、ダイワリアクション、ロスカボスと続き、レインボーライン、プロディガルサンも差がなく追走。スマートオーディンは後方3番手を進み、カミノライデンがやや置かれた格好。向こう正面でキラージョーがハナを奪い、後方のカミノライデンも集団に取り付いて直線へ。
逃げるキラージョーと2番手のマイネルラフレシアが馬場の内で必死の粘りを見せてラスト200m。プロディガルサン、ロスカボスも差を詰めてくるが、大外からスマートオーディンが一気に脚を伸ばしてトップでゴールイン。際どくなった2着争いはプロディガルサンがマイネルラフレシアをクビ差交わして確保。
紅一点のアグレアーブル(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)は直線伸びを欠いて7着、好スタートを決めた1番人気のロスカボス(牡2、栗東・高野厩舎)も終い力尽きて8着に敗れた。

勝ったスマートオーディンは9月の阪神でデビューして2馬身半差の快勝。2戦目の萩Sはブラックスピネルを捕らえきれず2着と敗れたが、このレースでは直線若さをのぞかせながらも上がり3F32秒9という父ダノンシャンティ譲りの瞬発力で圧巻の差し切り勝ち。のちの活躍馬を数多く輩出している出世レースで重賞初制覇を果たした。
馬主は大川徹氏、生産者は新冠町のスカイビーチステーブル。馬名の意味由来は「冠名+北欧神話の主神」。

東京スポーツ杯2歳Sの結果・払戻金はコチラ⇒

スマートオーディン
(牡2、栗東・松田国厩舎)
父:ダノンシャンティ
母:レディアップステージ
母父:Alzao
通算成績:3戦2勝
重賞勝利:
15年東京スポーツ杯2歳S(G3)

スマートオーディン

スマートオーディン

スマートオーディン

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。