【チャンピオンズC】サンビスタ牡馬撃破へ「いい状態で力出せる」

12月6(日)に行われるチャンピオンズC(G1)の最終追い切りが、2日、栗東トレセンで行われた。
前走、JBCレディスクラシック2着のサンビスタ(牝6、栗東・角居厩舎)は助手を背にCWで3頭併せの追い切り。古馬オープンのフルーキーの内から馬なりで0.5秒追走し、アタマ差遅れる内容。ラストまでしっかりと脚を伸ばし、86.2-69.1-52.8-38.4-12.2秒でフィニッシュ。

ここまでG1勝利を含む重賞5勝と、ダート界の牝馬では頂に立つ成績。中央ダート戦の祭典チャンピオンズCで牡馬相手にどのような競馬をするのか注目されるところ。



管理する角居勝彦調教師と、初コンビを組むM.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●昨年4着から巻き返しへ

-:それではサンビスタの角居調教師にお話をお伺いします。今朝はどんな指示で、追い切りの感触はどのようなものだったのでしょうか?

角居勝彦調教師:古馬ですし、女の子ですし、ずっと競馬使ってきていますので、最後は3頭併せで調整程度でした。

-:前走からの中間、そして大一番に向けてはどんな状態だったのでしょうか。

角:前走は大井での競馬でしたが、しっかり作って行って負けちゃいましたが、なかなか年齢から上積みというのは難しいとは思うのですが、同じような状態で、疲れだけきっちり取れるようにとやってきました。

角居勝彦調教師

-:大一番ですが、去年は4着と健闘という形でいいと思うのですが、その時の状態と比べるとどうですか?

角:去年は挑戦という感じでしたが、それ以降しっかりして、勝てないレースもありましたが、安定していたと思います。

-:レースはその時その時があるでしょうが、どんな展開、位置取りを理想としているところはあるのでしょうか?

角:ゲートが上手くいったり、いかなかったりするところがあるのですが、それでも終いはしっかりいい脚使います。競馬は乗り手の言うことをしっかり聞いてくれますので、ゲート開いてジョッキーに任せればいいかなと思っています。

-:そのジョッキーは初騎乗のM.デムーロ騎手ですが、その辺りで期待するところは大きいかと思うのですが、どうでしょうか?

角:まぁ、どのジョッキーでも期待しています。

●牝馬戴冠への快挙へ

-:このタイトルで、牝馬が獲るということになると快挙ということになりますが、その辺りへの想いというのはどうでしょうか?

角:なかなかダートの競馬になると強い馬がひしめき合いますので、簡単ではないと思いますが、しっかりと出来ていますので、なんとか良いところを見せてくれたらなと思います。

-:牝馬としてダート戦線をリードしてきたというプライドといったものがあると思いますが、期待はファンも多いと思いますので、メッセージといいますか、その想いを聴かせて下さい。

角:本当はクラブの馬なので、去年一杯だったのですが、牧場の好意でもう一年頑張らせてもらいました。非常に安定して、サンビスタの本来の力が安定して出たかなというタイミングですので、たくさんのファンが応援してくれていますので、男馬と混合ですが、G1の舞台にいい状態で出せるので、頑張って良い競馬したいと思います。



-:サンビスタに騎乗するM.デムーロ騎手にお伺いしたいと思います。今朝ですが、先生とどんな話をされて、そしてどんな追い切りだったのでしょうか。

M.デムーロ騎手:追い切り乗れなかった。先生とはまだ喋ってないです。追い切り見ました。クリスチャン(C.デムーロ騎手)で一回重賞勝っていますね。いい馬みたいです。まだ牝馬とダートのG1勝ってないから、本当に勝ちたいです。

-:C.デムーロ騎手も騎乗されて何かお話は聞かれていますか?

デ:すごい真面目な馬みたい。本当にいい馬。良い競馬出来ればチャンスありますね。

-:中京のダート1800mはどんなところに気をつけて乗りたいですか?

デ:中京はコーナーが狭いから、1コーナーはいいポジションに居たらいいですね。直線は短いから、いいポジション居たらいいと思います。スモール競馬を頑張ります。

-:先ほどもおっしゃっていましたが、牝馬でこのタイトルを獲るということはすごい事です。是非ファンに皆さんメッセージをお願いします。

デ:先週のジャパンCはみんな怒ってた。あんまりスムーズなレースじゃなかった。でも、今回は応援してもらえるように頑張ります。もう少しいい競馬をします。アリガトウゴザイマシタ。

M.デムーロ騎手