【阪神JF】一叩きして上昇ファビラス「展開が味方してくれれば」

9日、日曜阪神11レース・阪神JF(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、アルテミスS5着のウインファビラス(牝2、美浦・畠山厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F64.1-49.2-35.9-11.6秒をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「今日の追い切りは、前を走っていた馬が未勝利馬だったこともありますが、並ぶ間もなく交わしましたね。福島の競馬でもそうでしたが、抜け出したあとはフワッとするところがありました。久し振りにポリトラックでやりましたが、反応も良かったですし仕上がりは良いですよ。馬が徐々に成長してきていますし、今回も馬体重に大きな変動がなく出走できると思っています。

今回はG1でゲートの速い馬もいるでしょうし、どんな競馬をするかは枠順次第で考えていきます。極端に後ろから競馬をする馬ではありませんし、出来れば内目の枠を引きたいですね。ひと叩きして状態は上向いていますし、展開が味方してくれれば差のない競馬が出来ると思います」

ウインファビラス


前走、サフラン賞1着のクードラパン(牝2、美浦・久保田厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.8-40.2-13.0秒をマークした。

【久保田貴士調教師のコメント】
「先週の1週前追い切りである程度やってテンションも良い感じで上がってきていますし、今日の追い切りは終いの反応を確かめる程度の内容でした。動きは良かったですよ。前走で結果が出なければアルテミスSを使う、ということも考えていました。気性面で難しいところがあるので、アルテミスを使わずゆったりとしたローテーションを組めたことは良かったですね。

2歳牝馬としては調整がしやすいです。前日輸送は新潟競馬で経験していますし、今回も同じように前日輸送をする予定です。完成度が高くてどんな競馬でも出来そうですし、G1で相手は強いですけど、ここでどこまでやれるか楽しみです」

クードラパン