【日経新春杯】豪快に4馬身先着!上がり馬シュヴァルグラン

14日、日曜京都11レース・日経新春杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走、オリオンSで3連勝を飾ったシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)は、助手が騎乗して古馬1000万のアドマイヤイバマをパートナーにCWコースで併せ馬。先週、C.ルメール騎手を背にビシッと追われていることもあって、今週は上がり重視の軽めの調整となったが、それでもエンジンに火が付くと一杯に追われるパートナーを尻目に余裕残しの手応えで4馬身先着。7F99.7-83.3-68.2-54.0-40.0-13.6秒をマークした。

ラスト1Fが13.6秒と時計は少しかかっているが、友道康夫調教師は「先週にルメールで追い切っているし、今週は併せ馬でサッと。時計が地味?もともとが調教でそんなに目立つ馬じゃないからね。こんなものだろうし、うまく調整できてるよ」と一蹴。実際、攻め時計は3連勝を果たした前走時とほぼ変わらず、力強いフットワークで豪快に先着を果たしたあれば、体調面は全く心配ないだろう。

残念ながら、クラシックには駒を進めることは出来なかったが、2歳時からオープンでも好走していた素質馬が3連勝で一気に本格化。「まだやんちゃなところはあるけど、いい筋肉がついて馬もしっかりしてきた。54キロも想定していた数字だし、ここも期待したいね」と師も愛馬の成長に目を細める。姉はヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ。オーナーは姉と同じ、元メジャーリーガーの佐々木主浩氏とスター性は十分。重賞タイトル奪取、そして連勝を4に伸ばしてG1戦線へ名乗りを上げたい。