【POG】大激戦!サクラエンパイアとゴールデンブレイヴが同着…東京新馬

1月31日(日)、1回東京2日目3Rで3歳新馬(ダ1600m)が行なわれ、F.ヴェロン騎手騎乗の4番人気・サクラエンパイア(牡3、美浦・堀厩舎)とF.ベリー騎手騎乗の2番人気・ゴールデンブレイヴ(牡3、美浦・木村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.8(稍重)。

2着には差で、3着にはクビ差で6番人気・チェストケゴールド(牡3、美浦・高木登厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエビスリアン(牡3、美浦・加藤征厩舎)は4着に敗れた。

バラついたスタートからエビスリアンとサクラエンパイアの7枠2頭が先頭争いを繰りひろげる。以下、内からサングラスポテト、ハミルトンパーク、ボーントゥレインと続く。3コーナーを回り始めたところでジョニーエンジェル、ゴールデンブレーヴが徐々に上がっていき、先行勢を射程圏内にとらえ、いざ直線へ。
ここで先頭はサクラエンパイアに代わり、徐々に後続との差を広げ始める。このままサクラエンパイアが押し切るのか、と思いきや、ゴールまで残り100mのところでサクラエンパイアが突然外に膨れ、減速してしまう。そのスキを突きゴールデンブレーヴら直後を走っていた5頭が襲いかかり、さらにサクラエンパイアが盛り返し6頭固まってゴール。長い写真判定の結果、サクラエンパイアとゴールデンブレイヴの1着同着となった。

勝ったサクラエンパイアは調教での乗り込み量が豊富で、古馬相手に先着するなどこの時期の新馬の水準以上の動きをしていた。今後は気性面の改善が課題だろう。
馬主は株式会社さくらコマース、生産者は新ひだか町の谷岡牧場、馬名の意味由来は「冠名+帝国」。

同じく1着のゴールデンブレイヴはおじにエプソムCと毎日王冠連勝し、天皇賞(秋)で2着の実績があるダークシャドウがいる血統。セレクトセールにおいて3780万円で落札された。
馬主は保坂和孝氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「金色の勇者。馬体より連想」。

1着同着 サクラエンパイア(F・ヴェロン騎手) 「いい馬だし、いいアクションで走っていたね。ただ、まだ若く、直線は外へ逃げてしまった。内にもたれそうだったので、ステッキを持ち替えたら、びっくりしてしまって。教育していけば問題ないよ。この経験も次に生きると思う」 1着同着 ゴールデンブレイヴ(F・ベリー騎手)
「勝ったとは思わなかった。サクラエンパイアが外へ逃げたからね。ラッキーだったし、馬が最後まであきらめなかったおかげだよ」

3着 チェストケゴールド(松岡騎手)
「稽古の感触で勝ち負けを期待していた。そのとおりの走り。骨折による再仕上げで、坂路調教しかこなしていなかったし、上積みは大きいよ」

4着 エビスリアン(C・ルメール騎手)
「乗りやすい馬。いいスピードがある。ただ、フットワークが大きく、ちょっとワンペース。追われてからが案外だったね」 5着同着 サングラスポテト(大野騎手)
「ワンペースな走りだったが、最後にエンジンがかかった。よく差を詰めている」

5着同着 ボーントゥレイン(藤岡康騎手)
「これから良くなる段階。上手に競馬ができましたし、これからが楽しみです」

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サクラエンパイア
(牡3、美浦・堀厩舎)
父:エンパイアメーカー
母:シロガネーゼカフェ
母父:Gulch

ゴールデンブレイヴ
(牡3、美浦・木村厩舎)
父:クロフネ
母:マチカネハナサソウ
母父:スペシャルウィーク

サクラエンパイア

サクラエンパイア

サクラエンパイア

ゴールデンブレイヴ

ゴールデンブレイヴ


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