【きさらぎ賞】3戦全て上がり最速レプランシュ「現状言うことなし」

3日、日曜京都11レース・きさらぎ賞(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。暮れのシクラメン賞を勝って初めての重賞へ挑むレプランシュ(牡3、栗東・高野厩舎)は、3歳新馬のダノンジェットを相手に坂路で併せ馬。0.4秒追い掛けたパートナーに馬体を併せると、最後はグッとひと伸びして0.2秒先着。タイムは4F55.1-40.1-25.8-12.8秒を計時した。

追い切りを見届けた高野友和調教師は「調教ではそんなに動くようなタイプではありませんからね。ええ。これで十分だし、きっちり仕上げてこれたし、現状では言うことのないデキにあります」と仕上がりをアピール。「デビュー当初はふにゃふにゃした感じがあったけど、筋肉の体積が増えてパワーアップしてきました。初めての京都はなんともいえませんが。ジョッキーには先入観なく乗ってきてもらいたい」と初戦から手綱をとる東の名手・内田博幸騎手に全幅の信頼を寄せる。

セレクトセールで2億円超えの高値が付いた2頭のディープインパクト産駒が注目されるが、こちらもデビューから3戦連続でメンバー最速の上がりを叩き出して2勝をしているディープインパクト産駒。初戦の上がり3Fは32.4秒。新潟、東京、阪神と異なるコースでハイパフォーマンスを見せているのは何とも不気味だ。